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宇佐見りん「推し、燃ゆ」読書メモ

 宇佐見りん「推し、燃ゆ」河出書房新社 2020年 自分にもオタク気質な部分があるので、どれだけダメキャラとして描かれても、夢中になれるモノや人が何もない人生よりはいいじゃない、と主人公に寄り添ってしまう。 一読ではよく判らなかったのは主人公の学習能力の部分。 何度か挿入される主人公のブログの文章を読むと、少なくとも国語力はありそうな主人公が勉強ができなくて高校を中退するのだが、これは本当に勉強ができないという事なのか、それとも、推し活以外の事をやる気力がわかないから勉強しない、という事なのか、または病気の影響なのか。何らかの病気を抱えていると思えるような描写が何度かあるが、明確には説明されない。

安彦良和「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」雑感

安彦良和「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 直前に観た「トップガン マーヴェリック」は、どこを切ってもいかにも映画らしい、骨太で魅力的な作品だったが、こっちは何から何まで映画っぽくない残念な作品だった。     特にダメなのはストーリーの流れ。 うまく言葉で説明できないのだが、映画的な流れ、波、リズム感がない。 殆ど全てのシーンがバラバラに存在して、とってつけたような音楽が流れている感じ。 ファーストガンダムのリアレンジされた音楽がかかっても、そこに至る流れが悪いので殆どときめかない。 安彦良和自身がコンテを切って音楽の使い方を決めているのだとすれば、厳しい言い方をすれば、安彦良和には映画的センスというものが圧倒的に不足しているのではないだろうか。 もしくは僕が映画的と感じるものと安彦のそれは全く異なるのか。絵そのものはキレイではあるが、絵が動く楽しさ(アニメ的なハッタリ)があるショットは殆どなかった印象。マンガ作品には印象的なカットがたくさんあった気がするので、安彦良和の一番資質が生きるのは、人物の止め絵なのかもしれない(原画向きの才能)。 監督(安彦良和)、副監督(イムガヒ)、脚本(根元歳三)の誰に一番の責任があるのか判らないが、この程度の作品しか作れないのなら、作らない方がマシだった気さえする駄作。 テレビ版の方が(絵は最低だったが)話自体はまだマシだったような気がする。 開始からしばらくの間は、ファーストガンダムの<新作>を40年ぶりに映画館で観ている、という感傷的な気分があったのだが、それが持続したのはせいぜい15分程度。 殆どのキャラが声が違うので当時観ていたのと同じ人物には感じられず。 セイラ・マスは井上遥とはかなり違う声・発声。 マ・クベはオリジナルには及ばないものの悪くない。 ゴップとエルランはごくごく普通の発声で独特の味が薄れた感じ。 テレビシリーズでも映画版でも殆ど活躍する場面がなかったジョブ・ジョンにたくさん台詞があったのは良かった。できればオムルもコパイで連れて行って欲しかった。 公開初日の3回目の回はガラガラだった(多分客数10人程度)。 ※2022.06.05追記 テレビ版をほぼ当時ぶりに見返してみたがテレビ版もそれほどでもなかった。 中盤のこの辺りの回は、スポンサー(おも...

Joseph Kosinski「トップガン マーヴェリック」雑感

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Joseph Kosinski「トップガン マーヴェリック」TOHOシネマズ六本木ヒルズ 骨太の映画らしい映画。  予想通りに展開してもきっちり動かされる。 CG以前はこういう映画はたくさんあった気がする。 1970年代の映画の趣。 物語、キャラクター、意匠、音楽など、諸々、これぞ続編。 30年以上のインターバルを経てここまで続編らしい続編は前代未聞。 そもそもインターバル30年以上の続編は他に例があるのだろうか?  戦闘機の飛行シーンは言うまでもない相当な迫力。 操縦席に数台のIMAXカメラを設置して撮影、CGは一切使っていないらしい。 狭い峽谷を高速・低高度で飛行して小さな目標に命中させる、というミッションは、誰が見てもSTAR WARS EP4に酷似。最後に襲ってくる敵戦闘機のパイロットのルックも寄せている!? まもなく60歳になるトム・クルーズの現役感! 上半身裸でサングラスをかけてロングで素早い編集だと若い連中と区別できないw 攻防同時のフットボール(ボール2個)は初めて見た。 ヒロイン・Jennifer Connellyも年齢を感じさせない現役感(1970年誕生)。 前作で他の人物の台詞で言及される「司令官の娘」。 ※2022.06.10追記 宇多丸さんも最大級の絶賛。 宇多丸さんの評を聞いたらもう一度観たくなってきた。

Disney+「オビ=ワン・ケノービ」雑感(ネタバレ有り)

Disney+「オビ=ワン・ケノービ」雑感 EP3のラストシーンを劇場で初見で観ている最中は、双子の太陽、ルークの家、あの音楽、似すぎている若いオーウェンおじさん、EP4を初めて観た中1の夏の興奮も蘇り、STAR WARSの<新作>を映画館で観るのはこれが最後、という感傷的な気分に浸っていたのだが、鑑賞後に冷静になって考えると、EP3の終わり方はEP4にうまく繋がっていない、という疑問が生じてきた。ヨーダとオビ=ワンがあんな風に将来の事をちゃんと相談する事ができる余裕があるのなら、バラバラに20年も隠遁する必然性はない。ルークもレイアも含めて一緒にアウターリムのわびしい星に身を潜めて、ジェダイの残党を集めて機を伺えば良い。基本的に一緒にいる方が身も守りやすい。2005年のその時点では、EP3とEP4の間を埋める<新作>が制作されるなんて夢にも思っていないので、ちゃんと繋がってない気がするけどもう終わりだからまあいいか、STAR WARSというコンテンツが現時点の映画6作品で完全に終了なら(情緒的に)許そう、という気分だった。EP3の初見後に感じたこの感想は17年を経た今も変わっていない。 もっと具体的に言えば、ジェダイと共和国が壊滅的な打撃を受けて、連絡手段も失って、各自緊急避難をして、ルークとレイアもオビワンやヨーダが自ら託すのではなく、一緒にいると守りきれない程の窮地(数的不利)に陥りそうなので、やむなく信頼している人に任せた(誰がどこに連れていったか判らない)、くらいの支離滅裂な逃走劇でないと繋がらない気がしたのだが、アニメ「バッドパッチ」「反乱者たち」を見ると、EP3〜EP4の間も、旧共和国残党はそれなりに組織化されて活動しているようなので、EP3のラストからではすんなりとは繋がらない問題は更に強くなっている。 ルーカスは、EP3を作った時点では「これが最後のSTAR WARSだから、多少無理が生じそうでも、細かい事は気にせずに、なんとなく未来の希望に繋がるムードでEP4に直結する感じで終えてしまおう」と考えたのではないか、と想像する。そもそも「STAR WARSはEP4当初から9部作として構想されていた」という話は眉唾ではないか、と当時から思っている。ルーカスの中に大雑把な展開案はあったにせよ、各キャラの細かい生涯年表レベルまでの構築は、EP3制作時点でも...

樋口真嗣「シン・ウルトラマン」雑感

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樋口真嗣「シン・ウルトラマン」2022年公開 TOHOシネマズ渋谷で鑑賞。 ウルトラマンさえ国家の管理下に置こうとする政府・自衛隊関係者の悪戦苦闘を「シン・ゴジラ」と同様の手法で描く展開を予想していたが外れた。 「シン・ゴジラ」はゴジラvs人間でシンプルな構造だが、今作は戦うのは基本的にウルトラマンで、そこを補強する物語や人間ドラマはいまいちの感。 「シン・ゴジラ」の面白さと斬新さは、現実世界に本当にゴジラが出現したらどうなるかという話を、ファンタジー色と人間ドラマを排除して、ドキュメンタリー的なルックで最初から最後まで描ききった所にあったが、「シン・ウルトラマン」はそれに近い方法論を踏襲しつつ、いろいろ他の要素を取り入れて、全体的には逆に薄味になったような印象。 ウルトラマン(ウルトラきょうだい)は全面的に地球の味方かと思いきや、ゾフィーが太陽系ごと殲滅させるべくゼットンを出撃(?)させる、という驚きの展開。宇宙空間に佇むゼットンはエヴァの使徒風。 オリジナルのタイトル・音楽ががんがん使われる序盤は普通に楽しい。 シン・ゴジラ風太明テロップ出まくりは冒頭だけ(表示時間が短かすぎて読みきれないw)。 6月3日宇多丸さん、まずは褒めてから怒涛のダメ出し。全体的には若干否定寄り? 宇多丸さんは「冒頭で「シン・ゴジラ」とはリアリティラインが違うという事が判る」みたいな事を言っていたが、どこで判るのだろう? 僕はシン・ゴジラ風太明テロップでまくりの冒頭で「シン・ゴジラと同じ世界観で同じような展開なんだ」と思ってしまったのだが…。 ○シン・ゴジラのタイトルがシン・ウルトラマンのタイトルにつながる ○シン・ゴジラ風太明テロップでまくり 上記2点を排除して「シン・ゴジラ」とは明確に違うルックで始まってくれた方が、最初から全く別系統の作品として楽しめた気がするのは、1回だけ観た現時点での素直な感想。  

Clint Eastwood「クライ・マッチョ」雑感

Clint Eastwood「クライ・マッチョ」2021年公開 U-NEXT オミクロン株のせいで劇場公開は見逃した(22年1月公開)。初見直後の率直な感想としては、さすがのイーストウッドも、監督としても俳優としても衰えた感が強い。1930年生まれ(撮影当時91歳?)の実年齢にしては勿論相当頑張ってはいるが、毛髪は薄くなり、背中と膝は曲がっていて、滑舌も衰えていて、まだまだ何でもできる、女性に対してもまだまだ現役、というこの映画の役柄はさすがに時に痛々しく、脳内で30年くらい前のイーストウッドに変換しながら見た。 主人公側の2回のピンチを同じ手が救う(連れ歩く鶏が襲う)。 全体的に主人公側に甘い展開。 メヒコのムード(光、空気感、音楽)は悪くない。 この魅力は劇場の大きなスクリーンで観ればもっとしっかり味わえたと思う。

内山拓也「佐々木、イン、マイマイン」雑感

内山拓也「佐々木、イン、マイマイン」U-NEXT 結局22年4月も一度も映画館に行かず、月末で失効するU-NEXTのポイントがあったので、ポイントを使って鑑賞。宇多丸さんがけっこうホメていた事は覚えているが、どういう風にホメていたかは全く想い出せない。 初見の感想としては、うまく言葉で言えないが、生理的にノレなかった。 藤原季節(悠二)の台詞の言い方(特に序盤の感情を乗せる台詞)が、あまり上手く感じられないと言うか、例の自然にやろうとする演技が一周してどこかひっかかる感じ、のように感じられ、この小さな違和感のような感覚が結局最後まで続いた。 泣いている赤ん坊を抱いて悠二がふいに涙を流す長いショット(おそらく最重要ショット)。 自分に子供がいる人はなにかしら動かされるショットなのではないかと想像するが、子供を持たない僕は、自分が大人になってからは、赤ん坊の泣き声は生理的に不快という感情しか湧き上がってこない。6歳年下の妹が赤ん坊だった頃の泣き声は不快に感じた記憶はないが、自分の子供や自分の身内の子供の泣き声はそれほど気にならないのだろうか。いずれにせよ子供の誕生は間違いなく青春の終わりの具象であり、このショットは、見る者に子供がいるかどうか、または将来子供を持つ事を強く現実的に強く意識しているかどうかで、全く受け止め方が異なるショットになる気がする。 根本的な疑問として、友人が高校の教室で服を脱いで全裸になるのを囃し立てて見る事は、そんなに楽しい事なのだろうか? もしあの教室にいたら、僕は囃し立てには参加せずに見て見ぬふりをするか、もしくは、黙ってひとりで教室から出て行ったような気がする。もう少し上の年齢で、例えば大学3年のサークルの海辺の夏合宿で、さんざん酒を飲んだ上で、その場に女子部員もいて、なにかとんでもない展開になる予感がなきにしもあらずな状況なら、囃し立てるのも、自分が脱ぐのも辞さない気はするのだが、そうなると全然意味は違ってきてしまう。つまり、佐々木が全裸になる事に性的な意味はなく、むしろ、脱ぐ事にどういう意味もない程に無意味(男子高校生的無意味な馬鹿騒ぎ)の象徴でしかない、という事なのだろう。 もっとつっこんで考えると、佐々木というキャラは、あんな風に裸になるが、あえて性的な行動から遠ざけられている、という解釈も可能かもしれない。男4人のうち2人は結婚し...

宮部みゆき「きたきた捕物帖」読書メモ

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 宮部みゆき「きたきた捕物帖」2020年発行 人物造形、人物配置は悪くない。語りが少々冗長。 4番目の話は説明的で、最後の謎解きがあらかじめ楽屋で語られているので、いざめかしこんで出張った場面が少々拍子抜け。ここは、どんなにベタでも(京極夏彦的強引な手法で?)関係者全員集合して尋問、で締めて欲しかった。 主人公は16歳にして堅物なのか色恋沙汰は全くなし。 帯によると宮部みゆきの他の作品とリンクしているようだ。 宮部みゆきプロフィール

タナダユキ「ロマンスドール」雑感

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タナダユキ「ロマンスドール」Netflix <ラブドールを題材にした作品>という事だけを番宣で聞いていて、「空気人形」と違うアプローチだとしたらどんな話がありえるのか? と思ってNetflixで見始めると、冒頭で高橋一生がいきなり「妻が死んだ」と言うので、妻を模したラブドールを作って永遠の愛に生きようとする(彼岸に行って戻って来なくなる!?)狂った展開を期待するが、その方向には行かず、曖昧な所に着地。ラストは「空気人形」と似たようなテイスト(結局はモノ=ゴミ)。 16ミリフィルムで撮影された暗めの画は全編通してなかなか良い。特にラブシーンの画。 「永遠に続くものはない」なんて判りきっている真実を大げさなモノローグで呟くよりも、映画を見ている間だけでも、たとえ狂気の愛であっても、とんでもない世界・見た事も想像した事もない世界に連れて行って貰いたかった。 色々な意味で僕は「空気人形」の方を買う。 アートを目指すがアートになりきれず、かといってエンタメとして職人的にきっちり楽しめるように作っている、というわけでもない、総体的にはどこか中途半端な作品。 こういう内容の映画でヒロインががっつり脱がないのは大きなマイナスポイント。ラブドールというテーマでエロティク要素希薄でやたらと美しい照明のベッドシーンばかり見せられても…。田畑智子の陽光あふれるリビングまだしも。 高橋一生プロフィール 蒼井優プロフィール

「日本沈没2020」雑感

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 「日本沈没2020」Netflix(全10話) ディザスターモノの割に各キャラの切実感がいまいち伝わってこない。全10話の尺の割にはボリューム感が薄く、ゲーム的なムードに終始して、水増しされた総集編を見たような印象。 僕が見落としていただけかもしれないが、常に主人公側の視点で展開して、政府・公共機関サイドや世界各国の対応(葛藤)は描かれなかったようだ。ディザスターモノの従来のパターンをあえて避けて、日常系・セカイ系で描く試みだったのかもしれないが、それにしてはキャラが弱い。 最大の問題は各キャラの前フリ。ひとつひとつのエピソードが点としてバラバラに存在してその瞬間の感情リアクションもバラバラに存在していて、一貫した流れ、全体を通した明確な成長は感じられなかった。 父親と有毒ガスで死んだ女性の描き方には唐突感があったが、後半に行くほど、死ぬキャラの描き方はもったいぶった描き方になる。総じて話が進むに連れて展開がもっさりしてきて、これぞクライマックスと呼ぶべき大きなクライマックスはない。 全然ダメでもないが強烈に迫って来る部分が薄く、作品が指向する明確な世界観・方向性が伝わってこないという意味では「全裸監督」と似たような印象を持ったが、逆にこういう作品の方が世界展開で成功する確率が高い、という判断であえて狙ってやっているのかもしれない。ハリウッド的な明確さをあえて避けて日本的曖昧さを際立たせて、行間は視聴者の補完に委ねる方法論。 少女漫画風の目が大きすぎるキャラデザではなく、素朴な絵柄だったので、途中で嫌になる事はなかった(「鬼滅の刃」はどうしてもキャラデザに馴染めなくて早々にギブw)。 最終話、クラウドの話以降は真剣に見ていたら飛ばしたくなる程冗長(長過ぎるエピローグ)。義肢を装着して陸上をやる最終着地点そのものは悪くないのだが、主人公の陸上に対する拘りや葛藤の前フリが足りないので60点の模範解答を見せられているような印象。 (エンタメに関しては)古典的常套・ハリウッド的明快を愛する僕は、陸上と家族を愛する良い子な主人公がいろいろな試練を乗り越えて生き延びた、という展開(主人公の明確な成長は判りずらい)より、どれだけありがちでも、「タイムが伸びなくて陸上を続けるかどうか悩んでいた」「両親に対する反抗期だった」といった王道な前フリがある(明確な成長が見える)展...

テレビ番組の感想など

TBS「ひるおび!」2020.09.07放送 現地からの台風10号被害リポート、まるで遊園地の開園を伝えるような明るめのトーンで話すのに違和感を感じる。アナウンサーやリポーターは、伝える内容によって、暗め/フラット/明るめの最低3トーン(できれば5トーン)を使い分けるべきだと思っているが、これがきちんとできているのはNHKの桑子真帆アナ。 --------------------------- 日本テレビ「野球脳サバイバルナイター」2020.08.19放送 しょっちゅう間違えて訂正しないアナウンサーの実況を聞かなくて済むのはありがたいw 結構面白いが、ギャンブル的バランスは再考の余地あり(最後に脱落しない為には他の人と違う予想orホームランに賭けるしか選択肢がなくなる)。 高橋由伸優勝。 --------------------------- NHK「ごごナマ」2020.08.19放送 ゲスト三田佳子の喋りを遮って進行を優先させるアナウンサー、原口あきまさ。 最近はよく目にする進行だが古い人間の僕は結構違和感を感じる手法。 トーク番組(特に生放送のトーク)は事前に用意した構成がふっとんでも、ゲストがノッて話してくれればいいじゃないか、と思ってしまう。「笑っていいとも!」のテレフォンに黒柳徹子が出た時に、他のコーナーを全部とばして延々話し続けたような進行は二度と見られないのだろうか。 --------------------------- TBS「グッとラック!」2020.08.05放送 PCR検査のVTRと携帯扇風機のVTRに同じ女性が出ているように見えた。 この手の街の素人インタビューVTRじたいが全て仕込みの可能性もあるのかもしれない。

城定秀夫「性の劇薬」雑感

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城定秀夫「性の劇薬」Netflix 2020年 おなじみのほのぼの系エロティックではなく、 途中までは変態アングラ風BLサスペンス。 60分頃までは「いったいどこに着地するんだ?」と興味深く見るが、 60分以降の種明かしの約30分は凡庸で説明的。 一言で言えばボーイミーツボーイ映画。 60分頃までの展開・妖しい描写に江戸川乱歩を想起。 65分頃にかかるギターの音楽に(その時点では) 「急にほのぼのしてんじゃねーよ」とツッコミつつ失笑。 そっち方面のシュミはないので、 最後の明るい部屋の長いラブシーンはさすがに飛ばしてしまったw 女性との本格的なカラミはなく、女性のヌードシーンはない。 60分頃以降はおなじみのほのぼの系で 人が人を好きになるのに理由はいらない、というムードなのだが、 それまでが強烈すぎて、見ているこちらのムードは 急には切り替わらない。 監禁された主人公が一度は元の日常に戻ってから、 墓場で偶然再会、の方がベターだったのではないか。 60分頃までの展開が更にエスカレートして、 主人公を監禁する男に関する説明が一切ないままで唐突に終了、という 展開を夢想。 城定秀夫監督作品

Amazon「スタートレック ピカード」雑感

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Amazon「スタートレック ピカード」シーズン1 全10話 ロミュランが企む人工生命撲滅をピカードが防ごうとする話。 エンタープライズ的宇宙戦艦は殆ど活躍しない。 1話の最初の方になかなかのカンフーアクションシーンがあるので、 「今シリーズはアクション中心か?」と思ったが、その後はそうでもない。 昔の乗組員と再会するくだりはオールドファンとしては嬉しい(第7話)。 第10話のエピローグで描かれるデータ(の意識)の完全消去、 1個づつ抜いていくデータカセット(?)は2001年宇宙の旅風。 もともと若くは見えないPatrick Stewart(1940年誕生)は更に老けて、 長い尺のクロウスアップは結構キツい。 三役を演じるIsa Briones(1999年誕生)は角度によってはまずまずattractive。 横から見るとアゴがかなり突き出ている。 Patrick Stewart STAR TREKシリーズ