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Denis Villeneuve「メッセージ」雑感

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Denis Villeneuve「メッセージ」 2017年公開 Netflix配信中(2021.03.10現在) タコ型異星人とのファーストコンタクト。 結局はハリウッドエンタメなのかな? と思って見始めたら、 この手の作品としては珍しく、最後まで心理劇。 「インディペンデンス・デイ」的な派手なアクションシンーンは一切ない。 一種のタイムリープは超能力ではなく、 異星人の言語を学ぶ事によって、 時間に関する思考が変わる事で身に付くようだ。 肉体ではなく意識がタイムリープしているように見える描写。 映像表現としては単にショットが切り替わっているが、 実際に体験している主人公のその瞬間の体感としては、 ARで現実と仮想を同時に見ているような感覚なのだろうか? 硬質な画で淡々と展開。 暗めの画の美しさ。 メッセージ 作品データ

Netflix「Another Life」雑感

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Netflix「Another Life」シーズン1(全10話) 各種要素ごった煮的近未来B級SFサスペンス。 ツッコミ所はいろいろあるのだが、 しっかりと金をかけて作られた安定感のある画で見せる。 B級感はシリーズ後半に行く程に増して来る印象。 「未知との遭遇」「2001年宇宙の旅」の通奏低音。 「宇宙大作戦」「エイリアン」「ゼロ・グラビティ」のテイスト。 松本零士的アナログな味(宇宙船の修理・清掃)。 #9のエンドロールの曲は80年代テクノ風の良曲。 副主人公のJustin Chatwinは ドラマ「シェイムレス」で最初の方に出ていたクルマ泥棒 (ヒロインの相手役、実は金持ちのボンボン)。 Katee Sackhoffのルックスはヒロインとしてはキツい。 子供の誕生日の服装・メイクはふざけたコスプレに見える(#4の夢)。 実年齢は30代後半だがもっと年上に見える。 00年前後にいろいろ出ていたSelma Blairを久々に見たが、 こちらはトシの割には頑張っている。 製作者の誰かの意図なのか、全体的に女優陣はいまいち。 断然attractiveな若い女優は皆無だった。

Anna Boden&Ryan Fleck「キャプテン・マーベル」雑感

Anna Boden&Ryan Fleck「キャプテン・マーベル」Amazon エンタメとしてまずまずだが「アクアマン」に比べるとストーリーが判りにくくて説明的、アクションも判りにくい。「過去の記憶が不明」「他人に化ける能力」は映画を判りにくくする2大要素と言えるのではないか。速すぎる動きの短いショットの連続によるアクションは、何がどうなっているのかよく判らず、時に観ていて疲れる。 舞台は1995年。 若き日のフューリー、コールソン登場。 アベンジャーズシリーズを見ていると楽しめる小ネタ多数(フューリーの眼帯など)。 Brie Larsonは及第点。角度によっては顔が下膨れに見える。 下半身はもう少しシェイプアップしても良いかも。

「ストレンジャー・シングス」シースン3雑感(まとめ)

「ストレンジャー・シングス」シースン3 Netflix 第1話 シーズン2に続いて署長のエルに対する干渉が気持ち悪い。本当の親子でないと成立しない心理。そもそも同居しているだけでもモンダイだと思うのだが。 プールのシーンに「初体験リッジモンドハイ」の例のシーンの音楽!  巨大ショッピングモール、バイトの制服の帽子もオマージュっぽい。 第3話 5組に別れて行動して各組が謎に迫る(ウィルの組は最後にウィルが感じるだけ)。Winona Ryderは顔が更にやせてますます怖い感じになってきたw 第4話 5組のうち2組が合流して最初のクライマックス(エルvsビリーonプールの建物)。前回に続いて全ての話が謎の解明に関わっているのでほぼダレ所なし。今シリーズは人間に宿るパターンなので前2シリーズとは違う画が楽しめそう。 第7話 2回目のクライマックス(署長の家)の後は少し停滞。寄生されたていた人間が溶けて合体して親玉がパワーアップ。最初から取り込まなかった理由はよく判らない。22分頃からの音楽はまんまBTTF? 最終話(8話) この話だけ77分もあって結構冗長(特にエピローグ)。2話に割ればいいのに。 ------------------------------------------------------ シーズン3全体の感想としては、80年代ムード・80年代映画オマージュは楽しめたが、メインのB級ホラー的な話は「まあ、こんなものかな?」という程度。途中で見るのをやめようかと思ったシーズン2に比べれば停滞感・閉塞感はない。 もっと最後の最後までティーンズが活躍する話にして欲しかった。今シリーズも最後の最後に重要な仕事をしたのは親の世代。署長はルックスもキャラクターも生理的にどうにもダメで全く移入できず、コメディリリーフ的にサブキャラとして隅っこにちょっといるだけならまだ我慢できるが立たせすぎ。署長のキャラの大きさにはこの世代のスタッフの強い思いが込められているような気がする。 ゲートを閉じればラスボスも活動停止? 前シリーズもそうだったっけ? と思うがいちいち確認するのは面倒w

Grant Sputore「アイ・アム・マザー」雑感

Grant Sputore「アイ・アム・マザー」Netflix 2019年配信 人間vsロボットinアフターウォーかと思いきや、実は全てはプログラムされた人類再生計画だったという話(多分)。尺が長い割に展開は停滞と迷走連発。アートにもエンタメにも徹しきれてない印象。 施設内の人工子宮、ドローンや農業用大型マシンが再生するアフターウォーの世界など、興味深いビジュアルはたくさんあったが、とにかく話がいまいち(特に中盤以降)。その瞬間のワンダー優先で最終的な一貫性が不明瞭な言動がたくさんあった気がするが、もう一度見返して再確認する気は起きないw <外部から入ってきた可能性があるネズミは問答無用で焼却処分なのに人間に関しては持ち物を含めて検査もしてない?>が、前半を見終えた時点では多いに気になった点だったのだが、全部見終えると、後半のツッコミ所の多さに、こんなのは大した事がないと思えて来るw きちんとラストに向かって複線を張って練り直して30分くらい切ってスリラー系のエンタメにするか、思い切ってもっと完全にアートに振り切るか、いずれにしてもHilary Swankのキャラは多いに再考の余地があると思う。 横顔がNatalie Portman風のヒロインClara Rugaard、充分美形なのだが、いまいちメイク・照明・角度がビシッと決まっていないように見えるショット多数。監督は<女優を可能な限りattractiveに見せる>事にあまり興味がない人なのかもしれない。

Timo Vuorensola「アイアン・スカイ」雑感

Timo Vuorensola「アイアン・スカイ」Amazon SFサスペンスなのかと思っていたらコメディ。 1945年に月の裏側に逃れていたナチの残党が満を持して地球に侵攻して来るというセントラルアイディア(これ自体は悪くない)から脱線・暴走する珍作。 こういう作品が好きな人もいるのだろうが、 エンタメに関してはある程度ちゃんとした展開が好きな僕は途中から辟易。 ヒロインがattractiveでなければ途中でやめていた。 脚本・展開のつっこみ所を挙げていけばキリがない。起動する為にスマホがたくさん必要だった筈の巨大戦艦がなぜ動いたのかはよく判らなかった。1945年に月の裏側に基地を作る程の科学力がありながら1945年以降の地球の情報は一切入って来ていない、という無理があるアイディアはもっと活かしようがあったような。もっとハイテンポならまだましだったのだが約110分あるのであちこちで間延びする。 大統領選の再選が何よりも優先する女性大統領のキャラは悪くない。 ニューヨーク上空の戦闘、軌道上・月面の戦闘はまずますの迫力。 ヒロインJulia Dietzeはメグ・ライアン風ファニーフェイスで声も良い。

Neil Rowe「プラネット・オブ・ロボット」雑感

Neil Rowe「プラネット・オブ・ロボット」Amazon おすすめに表示されて何の予備知識もなく鑑賞。 トランスポート(空間移動技術)で20光年彼方の惑星を探索する話。 約80分という好ましい尺。80分でも物語は充分語れる。 エンタメっぽいのは基本設定だけでかなりアート寄りな作り。 なぜロボット同士が戦っているのか、犬型ロボットは何をしたかったのか、などを最後まで説明しないしないのはまあ良いのだが、根本のネタばらし(JACK DANIEL'Sの空き瓶)はもっと後、極端に言えば最後の最後でも良かったのでは? アウトフォーカスとカットアウトが頻出する撮影・編集は結構ウザい。 そもそもこんな人類初?の探索がソロミッション!? という根本的な疑問もあるが、 惑星に不時着した男の行動原理がよく判らない。もしくはあえて描いていないのか。 ベースを設営して地図を作って徐々に行動範囲を広げて行くのが普通のやり方ではないかと思うのだが、いきあたりばったりで動いているように見えてしまう。 惑星に存在する知的生命体との接触に賭ける、と言いながら、初めて発見したように見える建物を徹底的に調査したように見えない。 宇宙船のパネルのデザイン、夢?に再三登場する裸の赤ん坊は「2001年宇宙の旅」オマージュっぽい。

Edward Neumeier「スターシップ・トゥルーパーズ3」雑感

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Edward Neumeier「スターシップ・トゥルーパーズ3」Amazon 60年代B級SFの趣。 CGもあえてチープに作っているように見えなくもない。 クライマックスでやっと登場するパワードスーツ(マローダー)、出撃前の隊員の紹介はサービスショット連発で丁寧だったのに、戦闘シーンは尺も短くて盛り上げ不足。全裸で搭乗するのかと思ったらそうではなく「採寸」だけだったようだw エンドロール前半でかかるミュージカル風マーチングソングはなんとなく耳に残る良曲。 ヒロインJolene BlalockはAngelina Jolie風の美人、 宗教オタクのMarnette Pattersonもなかなかcute。 ※Jolene Blalockはドラマ「エンタープライズ」のバルカン人

「WESTWORLD」シーズン2

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amazonプライムビデオ「WESTWORLD」シーズン2 最近僕が見たドラマの中では「TWIN PEAKS THE RETURN」に匹敵する完全に狂ったドラマ(最上級のホメ言葉w) 映画やドラマの枠をはるか上空で超越して<映像作品>の概念の根本を揺さぶられる。 頻繁に遷移する時系列は「LOST」より断然複雑で、全て終了後にメモを取りながら見ないと多分判らないw 「ホモ・デウス」で言及されていた<人間(の意志)=アルゴリズム>という考え方が物語の底流を不気味に流れている。 シーズン3は2020年配信予定。

「STAR WARS EP8 最後のジェダイ」

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「STAR WARS EP8 最後のジェダイ」 EP6は83年公開当時の初見の感想は大失望だった(完結編なのに戦闘シーンしょぼい、帝国軍のウォーカーが丸太でつぶされるって!? 、皇帝あっさり死にすぎ、これで全て終了のラストシーンが村祭り!? )が、何度も見返すうちにだんだん好きになったので、今作も何度か見返すうちにそうなるかもしれないが、とりあえず初見直後の今はもやもや感の方が圧倒的に強い。 ※EP6の<ラストシーンが村祭り>は、最新版では銀河中で勝利を祝うモンタージュに修正され、音楽も村祭り風からフィナーレ風に変わり、霊体アナキンも登場して霊体3人勢揃いになった(霊体勢揃いにはできればクワイガンもいて欲しかった) ①ルーク ルークが死んでしまった、という喪失感もあるが、最後の戦いが<実体>でなかった事は大いに不満。EP7のハン・ソロは何はともあれ直接対決していた。これなら最初から実は無敵でマトリックス的にレンの攻撃を避ける必要もなかった(観客を驚かせる為だけの1回限りのハッタリ演出)。 EP7のハン・ソロに比べてコレといったルークらしい見せ場もなく、あの星に隠遁している理由もよく判らず、カイロ・レンに関する話も納得できる話ではなかった。 <昔の話を画で見せる>のはやはりSTAR WARSっぽくない。EP1〜EP6は全てが現在進行形でこういうショット・シーンは皆無の筈。前作の「燃える村を見るルークとR2」はJ.J.だけにフラッシュフォワード(予知夢的な映像)なのかと思っていた。 あえて言えば霊体ヨーダに「young skywalker」と呼びかけられて会話するシーンはちょっとルークっぽい感じはあった。 レイが差し出したライトセーバーを受け取ったルークはそれをポイっと投げ捨てる。この行為はEP6のラストのルークには全く結びつかない。ベン・ソロがダークサイドに堕ちた事がルークを変えたという事なのだろうが、そこが納得できる形では描かれていなかったし、そこまで変わってしまったルークが昔のルークに戻った明確なきっかけもはっきり判る形では描かれていなかった(R2が映し出したレイアのビデオメッセージで心変わりなのだとしたらあまりにも安易)。いずれにしても最後の行動に繋がる正しい最初の行動は「ライトセーバーを受け取って逡巡」であるべきだったと思う(<ポイっと投...

Denis Villeneuve「ブレードランナー2049」

Denis Villeneuve「ブレードランナー2049」 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のその先、 「アンドロイドは子供を産めるか?」的なお話で、 人類からレプリカントへと地球の支配者が入れ変わる事が予感される展開。 レプリカントによる殺人が「大事件」として描かれていないのが衝撃的。 独特の世界観と音響が素晴らしく、映画的魅力に溢れる作品。 僕は最重要シーンは社長とHarrison Fordの対面シーンだと思うのだが、 その意味ではHarrison Fordの登場タイミングが全体のバランスの中では後ろ過ぎる。 どうでもいい話だが、この対面シーンに登場する偽レイチェルの服、 オリジナルに比べて肩パッドの幅が全然おとなしかったように見えた。 デッカードもレプリカントなのか? という疑問は今作も残った。 「her 世界でひとつの彼女」の進化系的な3DホログラフVR彼女の話、 演じていた女優がattractiveで個人的に非常に興味深かったが、 コレはなくても良かったのでは? 11月3日金曜日にTOHOシネマズ新宿で鑑賞、 公開1週間で通常字幕版は小さなスクリーンに移っていた(一部空席)。 正直やはり163分は物理的に長い(馴れの問題)。 70〜80年代に観ていれば平気だったかもしれない。 当時は大作は2時間30分以上が当たり前だったが、 最近は殆どの作品が長くて100分程度なので、 その辺りから次第に長さを感じ始めたと思う。 あ〜でも老化の問題もあるかも?w もしいまNetflixで配信されていれば今夜にでも見返したい (ただし2回は休憩を入れてw)。