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城定秀夫「性の劇薬」雑感

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城定秀夫「性の劇薬」Netflix 2020年 おなじみのほのぼの系エロティックではなく、 途中までは変態アングラ風BLサスペンス。 60分頃までは「いったいどこに着地するんだ?」と興味深く見るが、 60分以降の種明かしの約30分は凡庸で説明的。 一言で言えばボーイミーツボーイ映画。 60分頃までの展開・妖しい描写に江戸川乱歩を想起。 65分頃にかかるギターの音楽に(その時点では) 「急にほのぼのしてんじゃねーよ」とツッコミつつ失笑。 そっち方面のシュミはないので、 最後の明るい部屋の長いラブシーンはさすがに飛ばしてしまったw 女性との本格的なカラミはなく、女性のヌードシーンはない。 60分頃以降はおなじみのほのぼの系で 人が人を好きになるのに理由はいらない、というムードなのだが、 それまでが強烈すぎて、見ているこちらのムードは 急には切り替わらない。 監禁された主人公が一度は元の日常に戻ってから、 墓場で偶然再会、の方がベターだったのではないか。 60分頃までの展開が更にエスカレートして、 主人公を監禁する男に関する説明が一切ないままで唐突に終了、という 展開を夢想。 城定秀夫監督作品

僕だけの先生(2017=城定秀夫)雑感

僕だけの先生(2017=城定秀夫)雑感 一緒に義父を殺した姉弟の歪んだ関係(最期にとどめをさしたのは多分姉)。 弟の企みを姉がエスカレートさせて家庭教師の女子大学生を監禁。 恒例のほのぼのコメディタッチではなくサスペンスタッチではあるのだが、底流にどこか微妙にふざけた感じがある。 例えば、トイレから赤ペンとトレペを投げて脱出するチャンスを伺うくだり、 音楽やカメラワークでもっともっとショッキングに描く事も全然可能だと思うのだが、 「多分姉ちゃんが拾って立ちふさがるんだろうな〜」と思って見ていると「やっぱり」というコントのオチ的な登場。 ヒロイン湊莉久は目と目の間が近い顔で、好みの顔ではないのだが、角度によっては充分attractive。バストの形がきれいなので2回ある騎乗位のアオリショットはグッとくる。 監禁されているうちに微妙に精神に異常をきたしている、とも解釈できるラスト。 和田みさ(姉)のぶっ壊れた演技が抜群。 訪ねて来たチャラい彼氏も殺されていれば物語的にはもっと安定する(救いがなくなる)がさすがにやりすぎか? 最近75分程度の映画を続けて見ているが、歴史大河ドラマならともかく、ひとつの軽い話であれば75分で充分で、不要な細部を削って各ショットをソリッドにすれば、45分でも語れると思う。こういう事を語るにはこの程度の尺が必要という生理的感覚が、過去に見て来た作品に由来するとすれば、YouTube世代にとっての映画は、よりスピーディーになって、トータルタイムも更に短くなって行くのではないだろうか? 個人的には、映画は、この作品のような小品45分、平均75分、大作で105分で充分。 昔は上映時間2時間以下だと物足りなかったが、最近はよっぽど豪華でよっぽど面白くない限り、90分を超えると冗長に感じる。