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「ガールフレンド・エクスペリエンス」雑感

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 「ガールフレンド・エクスペリエンス」Amazon 1時間1000ドルの超高級エスコートガール。 ロースクールに通い、法律事務所でインターンシップを受けている主人公が、友人に誘われてアルバイト感覚で軽いノリ(のように見える)でエスコートガールの仕事を始める。 中盤で身バレして、お決まりの転落人生物語かと思いきや、明確な白黒はつけない所に着地。中盤から少々ダレていたが、主に画の魅力で惰性で見てしまう。 ハードボイルドなムード、暗めの画(逆光のショット多い)、硬質な会話。 正統派西欧美人の ヒロインのライリー・キーオ、 見事な脱ぎっぷりはエロティックなドラマの芳醇化に寄与しているが、5〜6話も見ると見飽きて、ヌードの有り難も薄れてくる。やはり僕は正統派美人タイプよりファニーフェイスの方が好みのようだ。 ライリー・キーオは wikiによると エルヴィス・プレスリーの孫。 製作総指揮 スティーブン・ソダーバーグ。

Elizabeth Wood「ホワイト・ガール」雑感

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Elizabeth Wood「ホワイト・ガール」Netflix 2016年 出会うべき男女が出会う物語になるかもしれなかった物語、と解釈できなくもない。 釈放された彼氏と抱き合う陽光降り注ぐラブシーン(多分75分頃)は妙に美しく、 ヒロインもやけにかわいく見える(その直後の昼間に一緒に歩くシーンも)。 ドラッグ大好き女子大生のヒロインMorgan Saylorはよく見るとそうでもないが、 メイクと光と角度によってはそこそこattractive。脱ぎっぷりよし。 コカインをふりかけたアレをナニする一番ぶっとんだシーン(63分頃)、 暗い画面、動きが速いカメラ、肝心な部分の修正でよく判らず。 ※XVIDEOの無修正を見てもそれほど明瞭には映っていなかった 僕の好みはヒロインよりも出版社? の男の秘書? のAnnabelle Dexter-Jones。 女優陣3番手のにぎやかし。 前半のクラブのトイレで長袖ニットを脱がせて貰うシーンで一瞬美乳披露。 どこか居心地が悪そうで誰とも話そうとしないラストシーン(大学)のヒロイン、 「ドラッグをやめた」「ドラッグはやめられそうにない」どちらにも解釈できそう。 エンドロールまで84分という長さなのだが、話が見えてきた途中から冗長に感じた。 ザクザク落として60〜70分で充分語れる話。 2020年代のコンテンツはちょっと物足りないくらいの尺が標準になってほしい。 1本完結(古い表現では映画)なら60〜75分程度、 連続モノ(古い表現ではドラマ)なら30〜45分程度が理想。 Annabelle Dexter-Jones

「15歳、アルマの恋愛妄想」

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「15歳、アルマの恋愛妄想」Netflix 言葉で魅力を伝えるのが困難な類の愛すべき小品。 「人生には常に救いがある」という作り手の願い。 ノルウェイの田舎町。 15歳の女の子(主人公)、好きな男の子、友人、母親、はみ出し者。 父親の不在。 主人公の妄想&オナニーシーン(過剰な量)。 特筆するべき斬新なエピソードはないのだが、なんとなく、 ずっとこの世界に浸っていたい、と感じさせる作品。 アルマがチンポで太ももを突かれるショットは妄想とも解釈できる見せ方 (しかも修正でよく判らない)。 チンポはノルウェイ語ではPIKA(ピッカ)。 ビッケみたいでかわいいw アルマは「ピッカアルマ」と呼ばれていじめられる。 主人公Helene Bergsholm(1992年誕生)は美人とは言い難いが、 どこか愛嬌がある憎めない顔。 スレンダーなスタイルはattractive。 冒頭の妄想のバストトップ露出ショットはボディダブル? 相手役の男の子はマーク・ウォールバーグ風。 Netflixのジャンル表示は<コメディ>だが、 僕の感覚ではこの作品は<コメディ>ではない。

「ハートストーン」

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「ハートストーン」 劇場公開を見逃してNetflixで鑑賞。 感情やストーリーを言葉で説明しない、極めて映画的な作品。 青春時代を「友情と恋愛(セックス)が殆ど全てと思える時期」と定義すれば、 まさに青春時代の入り口を描いている。 「レス・ザン・ゼロ」「プロミストランド(1987)」に次ぐ「暗い青春映画」の傑作。 思春期前期(推定年齢15歳?)の男女4人、主人公の姉2人、 更に親の世代も含めた複雑かつ繊細で閉塞気味の関係性が、 東アイスランドの田舎の雄大な風景を背景に淡々と描かれる。 冒頭から様々な「死のイメージ」が散見されるので、 「誰かが死ぬ話じゃないといいのになあ」と思って見ていたが、 やはりそれに近い展開になった(主人公に思いを寄せる副主人公が自殺を図る)。 「画面に登場した銃は必ず発射される」という法則は今作も正しく作用。 自分がゲイである事をはっきりと自覚した副主人公が馬小屋で慟哭するシーンは、 ややバランスを欠いて長めで、妙に切実に見えたが、 製作者の誰かの個人的体験が反映されているのだろうか? 中心にある話は「初めてセックスをした日に親友が自殺を図る話」なのだが、 その話が本格発動する前の何気ない会話や小さなエピソードが愛おしい。 一瞬で過ぎ去るイノセンス。 一度セックスを体験するとそれに憧れていた時期には戻れない。 セックスは「世界の(綺麗事だけではない)真実」と置換可能。 …なんて事はこの作品で直接的に描かれている訳でなないのだが、 冒頭と対になっているラストシーンになんとなくそんな事を感じた。

「東京難民」雑感

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「東京難民」amazonプライムビデオ 狙って作っているのかと思える程に既視感のあるストーリーと記号的なキャラ。 サブキャラは訊いてもいないのにやたらと蘊蓄的な事を言う。 新宿から逃げる事を決めて3人で走リ出すショットはちょっとぐっときた(75分頃)。 ソープランドの再会シーンで歌うホストクラブの一気パターンは再考の余地あり。 もっとシンプルな一気パターン(観客が思わず覚えてしまうレベル)で、 再会以前のホストクラブのシーンで3回使われていれば哀切度合いが増した筈。 ホストクラブにハマって看護婦からソープ嬢に転落する大塚千弘がヌードを披露。 大塚千弘プロフィール

「きみといた2日間」

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「きみといた2日間」Netflix 「恋人たちの予感」オマージュと思われる作品(中盤のセックス談義、大晦日の告白)。 大晦日の再会と仲直りのアイディアはまずまず(安易に新年の瞬間に許し合うムード的解決にはならない)。そもそもはお互い遊びの筈なんだから本来は怒るのは筋違いなのだが、これも「恋人たちの予感」と同じような展開。 40分頃からの「恋人たちの予感」のフェイクオーガズムより更に突っ込んだセックス論議(お互いに正直に不満を言い合う)、このやりとりに「恋人たちの予感」のようにオチを付けられれば最高なのだが、さすがにそれは難しかったようだ。 ヒロインの台詞「後で言葉ではっきり言うと男性は気にしすぎるから、行為の最中にあえぎ声のトーンを変えて誘導するの。私の実体験」はスタッフの誰かの実体験か? ヒロインAnaleigh Tipton(1988年誕生)は目・鼻・口が大きい独特なルックスで、静止画だとそうでもないが、動いていると独特な魅力がある。声もいい。写真を検索すると「ラブ・アゲイン」の印象的なショットがヒット。 相手役Miles Tellerはどこかで見た顔だと思ったら「セッション」の学生だった。 ヒロインのルームメイトJessica Szohrは「ゴシップガール」のネイトのガールフレンド。

瀬々敬久「最低。」

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瀬々敬久「最低。」角川シネマ新宿 予想より全然深刻でアート。 紗倉まなのイメージで、勝手にポップなアダルトビデオ業界の内幕暴露的な内容を期待していたようだ(原作未読)。 アダルトビデオはサブモチーフで基本は3つとも家族の話。 冒頭から3つの話がランダムに時系列も動かして描かれるのでかなり混乱。 最初の15分くらいは誰が誰だかいまいち判っていなかった。 ①子供が欲しい34歳主婦の話 ②AV出演が田舎の母親にバレる話 ③母親が昔AVに出ていた高校生の話 いずれの話も既視感があり、ATG的かつ演劇的な美しいショットの連続に時に眠気に誘われる。AV撮影現場シーンを含めて5〜6回あった気がする濡れ場も基本的にソフトでアート。お通夜の夜に妻が夫に迫るシーンはかなり期待したのだがここもそうでもなく。 夫にAV出演を打ち明ける妻の心理は「武士の一分」と同様に僕はどうにも理解できない。 別れるつもりで最後っ屁的に言うのなら判るが、ぬるま湯的関係を打破したくて(今作)、ウソをついているのが心苦しくて(武士の一分)、つまりある意味良かれと思って言う、というのは全く理解できない。僕の考えではAV出演自体や夫の立身の為の浮気自体より、パートナーにそれを打ち明ける行為の方が断然罪は重い。墓場まで持っていけばパートナーにとっては「なかった事」になるが一度口にすれば一生残る。それでもどうしても言わずにいられなかったという話を見せたいのなら、その妻の心理を徹底的に稠密に描いて欲しい。 ふたりのAV女優が登場するが、AV出演を決意した理由は明確には描かれない。 ①の話の34歳主婦は退屈な日常で多分セックスレスというのは想像できるが、そこから「浮気」ではなく「AV出演」まで一気にジャンプする理由は描かれていない。 ②の話の大学生? は「もともとセックスが好きで撮影される事に抵抗がない」というキャラのように描かれていると判断できなくはないが、そういうシーンは1回だけなので断定はできない。もともとはどんな女性だったのか? 実際のケースは理由は「なんとなく」なのかもしれないが、お話としては不満。ウソでもいいから本人が誰かに語って欲しかった。 ①34歳主婦・森口彩乃(1986年誕生) は木村多江と中山美穂を足して2で割ったような雰囲気でなかなかattractive。声もい...

橋本治「帰って来た桃尻娘」

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橋本治「帰って来た桃尻娘」講談社文庫 桃尻娘シリーズ3作目。 1作目2作目に比べて1編が長くなり、決して詰まらなくはないが、文体はどんどん普通になり、1作目の強烈な印象、2作目にそこそこ強烈な印象に比べると、3作目は長くなった分印象は希薄になった。読みやすさで言えば2作目に比べて更に読みやすくなったが、説明しすぎでかったるいと感じた部分もあった。 1作目は、告白体っぽい文体(「現在」の意識の独白)にいきなり「現在」の出来事(主に台詞)がカットインして来て、青春のごく短い「現在」だけを嵐のように描いてさっさと(短めに)終わってしまう。告白体っぽい文体(強烈な話し言葉)で「現在」を描くのが、およそ他の例が思い浮かばない程斬新で強烈。このインパクトを超える程のモノは2作目3作目には正直感じられなかった。 このシリーズは6まであるようだが講談社文庫に入っておらず、簡単には入手できないようなので、今回はここまでしておいて、この勢いで(笑)庄司薫4部作を再読する。 登場人物メモ 榊原玲奈…モモジリムスメ 磯村薫…美少年 木川田源一…カマゲン 滝上に失恋して磯村と交際 醒井涼子…お嬢様 滝上の子供を堕胎 松村…玲奈と短期間交際 田中…野草の会 女たらし 利倉…田中の友人 江古田在住

千早茜「ガーデン」

千早茜「ガーデン」文藝春秋 2017年  「花と緑を偏愛し、生身の女性と深い関係を築けない、帰国子女の編集者」という紹介文から、草食系男性(ノーセックス主義)の心理描写を期待して読んだが、モデルのマリとはセックスしていたようだ(直接的な描写はない)。 常に精神的に安定している主人公が、終盤いくつかの事象で多少揺さぶられるが、最終的に彼の世界は崩壊する事なく終わり、少々拍子抜け。達観でも崩壊でも、もっと遠い地平まで突き抜けて欲しかった。 主人公と世界の関係描写にはいくつか魅かれる部分があった。