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Mervyn LeRoy「哀愁」雑感

Mervyn LeRoy「哀愁」1940年公開 U-NEXT配信中(21.06.07現在) 映画館でムードに浸っていれば流せたのかもしれないが、 自宅で配信でじっくり見ると、いろいろ細かい部分が気になった。 失神するほどの愛情があるのなら、 新聞に掲載された死亡記事を信じられず、 葬式に出席してはっきり死に顔を確認したくなるのではないか?  新聞を見たシーンで、 クローニン大尉の母親にその事を伏せる心理もよく判らない。 夜の女に身をやつしていた過去を恥じて自ら身を引く、 という心理は判らないではないが、 自ら死を選ぶ理由はよく判らない。 更に言えば、夜の女に身をやつしていたという展開も、 自分たちの生活の為、というのは物語的に弱い。 ここはベタでも、幼いきょうだいを養う為、とかであるべきでは? そもそも本当にそれ以外の選択肢がなかったのか、 という部分も結構気になった(説明不足)。 Vivien Leighが あまりattractiveに感じられなかったのも入り込めなかった理由のひとつ。 僕の感覚では、どちらかと言えばファニーフェイス。 こういう話でなく、スクリューボールコメディを見てみたい。

小林信彦&片岡義男「星条旗と青春と」読書メモ

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 小林信彦&片岡義男「星条旗と青春と」 対談本。 1965年10月31日に生まれた僕は、60年代の出来事はほぼ記憶になく、ふたりの感性フィルターを通して語られる、戦後から70年代後半までの様々なモノゴト(特に55年頃〜75年頃)はなんとも新鮮で魅力的に感じられる。もし1940年に生まれて上記20年間を15歳〜35歳として生きたらどのように感じただろう、という想像をめぐられせながら読み進める。 小林信彦が語っている事の殆どは氏の他の著作で語られているエピソードなのだが、こういう話し言葉で読むと新鮮。片岡と意見が真逆の部分(50年代ポップス、MGMミュージカルなど)に関する論争的な展開があっても良かったが、互いに相手を尊重する大人ゆえかそういう展開はなし。基本的に片岡義男はかなり聴き手に徹している。 小林信彦 プロフィール