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大河原孝夫「ゴジラvsモスラ」雑感

大河原孝夫「ゴジラvsモスラ」Hulu 1992年公開 冒頭の別所哲也のインディ・ジョーンズ的脱出、崩れ落ちる階段のアイディアは良いが、 最後にしがみつく所はもっととんでもない高さを見せる演出が欲しかった。 75分頃の音楽(ゴジラvs戦車・航空隊)は例のマーチ風。 ゴジラのバトラに対する噛みつき攻撃は90分頃。 バトラが上陸するのは名古屋、最後の戦いは横浜みなとみらい。 小美人コスモス(今村恵子と大沢さやか)、初対面でいろいろ説明してくれるのは相変わらず。会った瞬間に良い人かどうか判るという設定でもあるのだろうか。 大竹まことは見るからに怪しい開発業者。 小高恵美の出演シーンは前作に比べて更に減った。

「アリー スター誕生」雑感と妄想

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「アリー スター誕生」 Bradley Cooper演じるキャラクターはなぜ死を選んだのか? 音楽映画として「ボヘミアン・ラプソディ」に勝るとも劣らない素晴らしい出来。「ボヘミアン・ラプソディ」はクライマックスのLIVEパートで<音楽(ロック)の根源的パワー>が問答無用で圧倒的に炸裂していて、音楽のパワーに関しては「ボヘミアン・ラプソディ」に軍配を上げるが、深みと解釈のしがいがあるストーリー・物語は「スター誕生」の方が勝っていて、総合的には甲乙つけがたい。 Lady Gaga主演のリメイクの音楽映画、程度の予備知識で挑んだこの作品、単純なボーイミーツガール&サクセスストーリーかと思って観ていたら、Bradley Cooper演じるメンターが重層的で良い意味で裏切られた。Cooperは登場時点で既に功成り名遂げた有名歌手で、当初はGaga演じる歌手志望の女性の完全なるメンターなのだが、Gagaはあっという間に売れてしまい、次第に冒頭から示されていたCooperのモンダイ(アルコール中毒)が浮上して来て、「Gagaに出会った事によってCooperがアル中地獄から救われる話に着地するのかも?」と期待を持たせるものの、やはり悲劇的に終わる。映画の原則から言えば、ボーイミーツガールの形式で始まって、出会ったふたりが開始15〜20分であっさりセックスしてしまう作品は、悲劇的な地点に着地せざるを得ない。 Cooper演じるキャラが<抱えていたもの>(自殺の原因)は何だったのか? こういう重層的なキャラクターの場合の常として、「本当の事を話しているとは限らない」という問題があるが、それは一応置いておいて(本当の事を言ってる事にして)、殆どの話が父親がらみ(Gaga側の話も父親がらみの話が多い)なので、父親に関する何かであるのは間違いない。決定打は、酔った挙句の大失態(Gagaの授賞式のステージ上で失禁!)を悔いるシーン(多分最重要シーン)で「君(Gaga)の父親の前で…」と言った瞬間に泣き始めた事。 僕が想像(補完)した話は、 ◯父親が酔っぱらいでだらしない男だったのは本当 ◯父親がいろいろ夢を見て成功できなかったのも本当 ◯周囲の誰も認めてくれなかった時点で父親だけはCooperの音楽の才能を認めてくれた ◯音楽で成功した姿を父親に見...

「ボヘミアン・ラプソディ」

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Bryan Singer「ボヘミアン・ラプソディ」 LIVEシーンは素晴らしかったが、物語部分はいまいちで、ゲイに目覚めて? メンバーとも疎遠になって行く辺りは少々冗長。上映時間2時間13分。 WE WLII ROCK YOUのモンタージュ部分や、ラストの20分のLIVEシーン(ライブエイド)は鳥肌全開。「音楽が持つ根源的な力」としか表現できない。 音楽やスポーツのLIVEが人の心を動かす力に比べると「言葉の力」は(少なくとも瞬間の爆発力では)全然かなわない、と思う。映画館で映像作品を観てもこれだけ動かされるのだから、もし実際にあの瞬間にウェンブリーにいて熱い観客に囲まれていたら…! クイーンの曲をきちんと聴いた事がない状態で鑑賞したのだが、「この曲もクイーンだったのか!」という曲がたくさんあった。 鑑賞前に持っていたクイーンに関する知識: ◯グループ名を覚えたのは78年頃  当初はKISSのようなキワモノバンドだと思っていたw ◯ボーカルがHIVで割と若くして死んだ ◯映画「フラッシュ・ゴードン」の主題歌は多分クイーンの曲w ◯NFLの応援でよく使われる WE WLII ROCK YOU は多分クイーンの曲w ◯サッカーの決勝後によく流れる WE ARE THE CHAMPION は多分クイーンの曲w 鑑賞直後は「事実に基づいて作ると(多少脚色したとしても)物語がそれほどドラマティックにならないのは致し方ない」と思っていたが、 帰宅後にいろいろ検索すると、実際は、 ◯疎遠になってグループ活動を休止していた時期は殆どない ◯HIV感染が判明したのはライブエイドの後 だったらしい。ドラマティックに感じた部分は結構な脚色だった。 史実を曲げて脚色して強引に「家族(メンバー)と和解する物語」を作ってこの程度なら、もっと音楽的な部分にスポットを当てて、もっとコンパクトな尺でも良かったのでは? という気がしないでもない。 田舎の一軒家で合宿しながらアルバムを作成するくだり、なぜ田舎の一軒家である事をしっかり見せる必要があったのか、この作品を観ただけでは掴めなかった。 小さな画面・抑えた音量で見ると魅力が1/10程度に目減りしそうな作品w ライブエイド以外にもフッテージが残っているのなら、上映時間80〜90分程度にま...