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11月, 2020の投稿を表示しています

人類&AI主義

人類&AI主義 ポスト資本主義・自由主義 現在の人類の全知力・全資産を全集中で全投入すれば、 働かなくても全人類が最低限の生活を送る環境を作る事は可能ではないか? 方法論 エネルギー(電気)をほぼノーコストにする 太陽光・風力・地熱などの自然エネルギー 施設生産・オペレーション・送電など全てをAIがグローバルに管理する ノーコストのエネルギー&ロボット活用 →殆どの生産コストが限りなくノーコストに近づく ロボットを生産するロボット 食糧生産、服の生産、住宅生産、自動運転車生産etc. AIによるグローバルな既存の未使用住宅の改築・再配分 生きている人は誰でも住宅・食料・衣服・エネルギー・ネットを与えられる 働かなくても最低限の生活 働いた分だけより良い生活(この部分は従来の資本主義・自由主義を援用)  

綿矢りさ「勝手にふるえてろ」読書メモ

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綿矢りさ「勝手にふるえてろ」文春文庫 2012年発行 初読。 映画はコミカルにやろうとしていてうまく行っていなかったように感じたが、 原作の基調はあくまでリアルでシリアス。 26歳恋愛経験なしという主人公の妄想と現実。 主人公に徹底的によりそうのか、 主人公を一歩引いた立場で捉えてどこかコミカルに描くのか、 映画は中途半端だったような? 映画を見たのは随分前で細部は忘れているので見返してみる必要はある。 映画を見た時に多いに気になった<主人公のルックス問題>、 つまり、松岡茉優レベルのルックスなら性格に難有りでもモテるのでは問題、 原作にはルックスに関する明確な描写はなかったようだが、 クラス会で名前も覚えて貰えてないない、というエピソードから察するべきか。

澤田隆治「上方芸能列伝」読書メモ

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澤田隆治「上方芸能列伝」1996年発行(文庫版) 澤田隆治は「てなもんや三度笠」「花王名人劇場」を手掛けたテレビプロデューサー。 名前の読み方は「さわだ たかはる」。1933年誕生。 親しい人・距離が近い人は「愛称」や「さん付け」で書いているが、 距離感を統一して全員敬称略の方が読む側としては読みやすい。 小林信彦が書くこの類の本は常に敬称略で適度な距離感がある。 当人が出演する番組に関わった喜びの描写に、 私情が直截に迸る部分がいくつかあるが、 これも好みが判れる部分だろう。 僕は、その喜びを書くのなら、もう少し距離を置いた、 自身をも客観視するような筆致を好む。 仕事で関わった芸人の素の人間性・裏の顔に触れた部分はそれほど多くない。 相談を受けてもたいてい仕事の話。 これは、筆者自身がその部分をあまり見たくない、と思っているからかもしれない。 名前も聞いた事がない芸人、 名前を聞いた事はあるがよく知らない芸人多数。 資料的価値は間違いなく高い。

大林宣彦「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」雑感

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 大林宣彦「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」2007年公開 「長岡花火」で大きな花を咲かせる大林宣彦印のハイパーモンタージュ(筆者の造語)の芽がかなり大きく成長している(64分頃のカラオケ/コンビニ、劇伴/カラオケ)。 生者と死者の境界の曖昧さ。 生者はいつかは死者となり、 死者はかつては生者であり、 はるか彼方のどこかから、 時間という要素を取り除いてごちゃまぜにして見れば、 そこにはなんの違いもない。 清水美沙を含めれば3人いるヒロインの中で、 僕の好みは声が魅力的な中村美玲(北島葉子)。 40分頃の妖しい場所にいきつくピクニックで話し続けるエロキューション。 筧利夫 プロフィール 22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語 作品データ 大林宣彦監督作品

大林宣彦「なごり雪」雑感

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大林宣彦「なごり雪」2002年公開 2回目の鑑賞。 メモによると2004年にWOWOWで観ているが殆ど忘れていた。 2004年の僕は38歳、 50歳の主人公にも、 20歳前後の主人公(過去)のどちらにも移入しにくい、 中途半端な年齢だったもかもしれない。 完全に青春が遠い過去の幻のように感じられるようになった2020年秋に見ると、 当然、50歳の主人公たちに自然に寄り添ってしまう(特にベンガル)。 主人公が海の家?で宝生舞と須藤温子を見てしまうシーン(79分頃)、 堂々と胸を見せつけて水着の上をつける宝生舞に対して、 須藤温子は既に水着に着替えているのに胸元を手で隠す。 女性ふたりの対照的な性格。 どちらかを選ぶのなら、若い健康的な男子はどちらを選ぶか? 射し込む光の美しさも印象的なシーンだが、 今回見直すまですっかり忘れていた。 須藤温子 プロフィール なごり雪 作品データ 大林宣彦監督作品

John Carpenter「ダーク・スター」雑感

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John Carpenter「ダーク・スター」1974年公開 70年代作品らしい緩いテンポ。 バボちゃんのようなエイリアンのくだりはかなり冗長。 CGによるVFXの遙か以前、手作り感あふれる特撮。 乗組員の居室(寝室)は大学の学生寮の雰囲気。 船内コンピューターとの会話、船外作業など「2001年宇宙の旅」の影響如実。 インベーダーゲーム風のSE。 3人とも長髪・髭面なので誰が誰だか判りにくい。 女性はひとりも登場しない。

大林宣彦「あの、夏の日 とんでろ じいちゃん」雑感

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大林宣彦「あの、夏の日  とんでろ じいちゃん」1999年公開  新尾道三部作第3弾。 祖父と孫が中心の話は大林宣彦作品初? 夏休みに祖父母の家を訪れた少年が、 祖父と一緒に祖父の少年時代に何度かタイムリープするファンタジー。 言葉ではうまく語れない不思議な魅力がある作品。 夏(青春)の芳醇さを象徴する勝野雅奈恵、 夏(青春)の儚さを象徴する宮崎あおい。 どれだけ長く生きたとしても終わりは必ず訪れるが、 どこかで終わらない夏が続いているのかもしれない、 と思わせるエンディング。 10歳くらいにも見える宮﨑あおいが服を脱ぐシーン、 以前に見た媒体(レンタルビデオ?)では、 はっきり上半身の裸が映っていたような記憶があるが、 これは記憶違いかもしれない。 あの、夏の日 とんでろ じいちゃん 作品データ 大林宣彦監督作品