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本橋信宏「渋谷 円山町 迷宮の花街」読書メモ

本橋信宏「渋谷 円山町 迷宮の花街」宝島社 2015年発行 302頁 「迷宮の花街」の話はごくわずか。 花街としての歴史をもっと深堀りして欲しかった。 後半は期待していなかった話が増えてくる。 東電OL殺人事件の話はそれなりに興味深かったのだが、これは、別の1冊にまとめてくれた方が良かった。 最後の方の遊び人の女性インタビュー、どの人も同じような口調で同じような話。 浮気をしないではいられない心理にとことん突っ込んでいくわけでもなく。 文章は簡潔で読みやすくて若干深みもある。

半藤一利「昭和史 1926→1945」読書メモ

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半藤一利「昭和史 1926→1945」 実際に数人に話した事をそのまま収録している文体で非常に読みやすい。 アカデミックな硬い講義調ではなく、フランクな口調の文章。 この本が扱っているのは終戦まで。 どんどん戦争に進んでいく話と戦時中の話で、 そうなんだろうな〜と思っていた話(結局はほぼ利権の問題)も、 具体的な人名や会話で描かれると、ひたすら嘆息するしかない。 「起きては困る事は起きない事にする」 「一度立てた方針に反する最新情報は見なかった事にする」 という体質は修辞を変えながら今も脈々と受け継がれているようだ。 (最近の流行は<想定外>) ◯全電源喪失につながるレベルの大津波は来ない事にする ◯東京五輪が中止になるレベルの感染者は出ない事にする ◯Go Toが中止になるレベルの感染者は出ない事にする (東京五輪から逆算して1年前にGo Toを実施する) それでも人は変わっていく、と信じたいが、 100年前も今もさほど変わってないのだとしたら、 根本的な何かが変わらないと難しいのかもしれない。 作家(代表作,年齢順一覧)

Terrence Malick「ボヤージュ・オブ・タイム」雑感

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Terrence Malick「ボヤージュ・オブ・タイム」2016年公開 ※Amazon配信中(2020.07.10現在) 近年稀に見る怪作。 ストーリーと呼べるモノは一切存在しない。 「シン・レッド・ライン」「聖杯たちの騎士」まだしも。 ショット・シーンが長すぎないせいか、不思議と見ていて飽きは来ない。 宇宙なのか極小の世界なのか判らないショットの美しさ。 劇場の大きなスクリーン・良い音響で観れば、もっとトリップ感を味わえたかも。 ※今回はPSVRシネマモードで鑑賞 21世紀の現実の光景に見えるショットは粗い画質で露光オーバー気味に撮られている。 ナレーションは ケイト・ブランシェット 。 参照作品:ATLANTIS(1991年) 参照作品:2001年宇宙の旅 映画監督(海外)