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金子修介「みんなあげちゃう」雑感

金子修介「みんなあげちゃう」1985年公開 U-NEXT 公開当時に劇場で見た筈だが殆ど忘れていた。 ヒロイン・浅野なつみにサインを貰ったような朧げな記憶があるのだが、この記憶が確かなら、アルバイトをしていた池袋北口にっかつで舞台挨拶があり、事務室で待機中か登壇前にサインを貰ったのだろう。 ロマンポルノではなく、R指定の一般映画の筈だが、浅野なつみは序盤から脱ぎまくり。

Rob Reiner「恋人たちの予感」雑感

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Rob Reiner「恋人たちの予感」1989年公開(U-NEXT) 公開時の劇場、レンタルビデオ、WOWOW、DVD(購入)、Blu-ray(購入)で過去に少なくとも6回は鑑賞しているが、配信での鑑賞は今回が初。日本語字幕はディスク版と多分同じ(違和感を感じる部分はなかった)。 一言で言えば、男女の友情が1回のセックスで壊れて最終的にヨリを戻して結婚する話。 セックスしてしまうまでは、殆ど全てのシーンにコミカルなオチがついている。 初見の中学生が笑えるような単純なオチではなく、ソフィスティケイテッドで コミカルな大人の会話劇の脚本として多いに参考になる。 基本的に大好きな作品なのだが、セックス以降の終盤は、コミカルな部分も減り、見る度に他の展開案を夢想してしまう。少なくともハリーは、やはり最初から好きだった(嫌いではなかった)という事になってしまうのだろうが、ハプニング的なセックスは陳腐と言えば陳腐で、友情を極めた先にセックスを超越した関係性が生じる、みたいな展開を夢想してしまう。 これもありがちではあるが、子供が欲しいのでその為だけにセックスして、やがて本当に好きになってしまう、という展開もありだったかも。子供に対する無意識の執着(スパイゲーム=家族が見えた、イラストのゲーム=ベイビー・トーク)とも取れるフリもこの展開なら回収できる。 ジョー(元カレ)が電話で結婚する事を報告してくる、という展開もちょっと強引。ジョーと別れた後になんでも電話で話す仲になっていたというフリもない。どこかで偶然会う方がベターなのだが、そうなっていないのはジョー役の俳優の香盤表の問題か? 2回目の再会シーンにCarrie Fisherがいる必然性はない。 2対2のセットアップで初対面の方がこのシーンの面白さも増す筈。 恋人たちの予感 作品データ  

タナダユキ「ロマンスドール」雑感

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タナダユキ「ロマンスドール」Netflix <ラブドールを題材にした作品>という事だけを番宣で聞いていて、「空気人形」と違うアプローチだとしたらどんな話がありえるのか? と思ってNetflixで見始めると、冒頭で高橋一生がいきなり「妻が死んだ」と言うので、妻を模したラブドールを作って永遠の愛に生きようとする(彼岸に行って戻って来なくなる!?)狂った展開を期待するが、その方向には行かず、曖昧な所に着地。ラストは「空気人形」と似たようなテイスト(結局はモノ=ゴミ)。 16ミリフィルムで撮影された暗めの画は全編通してなかなか良い。特にラブシーンの画。 「永遠に続くものはない」なんて判りきっている真実を大げさなモノローグで呟くよりも、映画を見ている間だけでも、たとえ狂気の愛であっても、とんでもない世界・見た事も想像した事もない世界に連れて行って貰いたかった。 色々な意味で僕は「空気人形」の方を買う。 アートを目指すがアートになりきれず、かといってエンタメとして職人的にきっちり楽しめるように作っている、というわけでもない、総体的にはどこか中途半端な作品。 こういう内容の映画でヒロインががっつり脱がないのは大きなマイナスポイント。ラブドールというテーマでエロティク要素希薄でやたらと美しい照明のベッドシーンばかり見せられても…。田畑智子の陽光あふれるリビングまだしも。 高橋一生プロフィール 蒼井優プロフィール

東陽一「もう頬づえはつかない」雑感

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東陽一 「もう頬づえはつかない」1979年公開 80年代半ば頃にテレビで放送されたのを断片的に見た記憶があり、その時は「なんだか暗い映画だなあ」「桃井かおりのモノマネの原点はこの作品なのかな? 」という程度の印象しか持たなかった気がする。その頃の僕は、70年代の普通の日本映画(つまりSFでもアニメでもエンタメでもない普通の人間が登場する普通のドラマ)にはあまり興味を持っておらず、たまに見ても殆ど何も掴めなかった(小津を見ても「単なるホームドラマ」と感じていた)。 いまAmazonで見ると、ストーリーそのものにはあまり魅かれなかったが、70年代の光景を眺めるだけでも楽しい。外ロケそれなりの尺、セットも作っているアパートの部屋も懐かしいモノを楽しむのに充分な長さ。 奥田瑛二のキャラは、70年安保を引きずっているらしい理屈っぽいインテリの森本レオと対照的なキャラとして設定されるのが王道なのだろうが、ATG的リアルはそんな判りやすい典型には行かず、ジャン・コクトーとリルケの話から察するに別の種類の面倒なインテリな気もするし、一方、吉野家のシーンには、今を生きる普通の若者のムードが前面に出ているようにも感じられる。映画の結末から察するに、どっちを選んでも同じ、という方向性であえてこういう(曖昧な?)キャラに設定している気がしないでもない。 それにしても、70年代はこういう理屈っぽい女好きがそんなにモテたのだろうか? 予備知識なしでこの映画を見た限りでは、普通の女子大生(と描かれているように見える)の桃井かおりが森本レオに激しく恋をしてしまった理由はよく判らなかった。 ラストの桃井かおりの引っ越し(ストップモーションの笑顔)は、70年代的な閉塞的人間関係を脱して新しい風(揺れるカーテン)に乗って<翔んでる女>に生まれ変わる、と解釈したい気もするが、かかっている曲(声も曲調も暗い!)からすると、それを目指してもやっぱり同じような男を好きになって同じような事を繰り返す、という気もしてくる。 高度経済成長で生活は豊かになってはきたが、なんとなく先行き不透明な時代の気分・ムードが、作品全体の通奏低音になっているような気もする。結局35年を経て見た今回もしっかり掴む事はできなかったようだ(冒頭の撮影開始前の現場のお喋り? の意味なんてさっぱり判らない)。 カーキ色のジャケットはこ...

大林宣彦「SADA 戯作・阿部定の生涯」雑感

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大林宣彦「SADA 戯作・阿部定の生涯」1998年公開 ※Hulu配信中(2020.07.14現在) 様々な実験的趣向に満ちた異色作。 ここまでいろいろ趣向を凝らしているのは「 HOUSE ハウス 」以来? モノクロ/カラーが頻繁に切り替わる コマ送りの長回し(最中も雑誌を読み続ける、23分頃〜) 黒木瞳vs根岸季衣のコミカルなケンカ(トムとジェリーな足の指、81分頃〜) ヒロイン黒木瞳(当時30代後半)は角度や照明によってはattractive。 冒頭の処女喪失シーンはさすがに14歳には見えない。 黒木瞳プロフィール 片岡鶴太郎プロフィール 大林宣彦監督作品 SADA 戯作・阿部定の生涯 作品データ

Elizabeth Wood「ホワイト・ガール」雑感

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Elizabeth Wood「ホワイト・ガール」Netflix 2016年 出会うべき男女が出会う物語になるかもしれなかった物語、と解釈できなくもない。 釈放された彼氏と抱き合う陽光降り注ぐラブシーン(多分75分頃)は妙に美しく、 ヒロインもやけにかわいく見える(その直後の昼間に一緒に歩くシーンも)。 ドラッグ大好き女子大生のヒロインMorgan Saylorはよく見るとそうでもないが、 メイクと光と角度によってはそこそこattractive。脱ぎっぷりよし。 コカインをふりかけたアレをナニする一番ぶっとんだシーン(63分頃)、 暗い画面、動きが速いカメラ、肝心な部分の修正でよく判らず。 ※XVIDEOの無修正を見てもそれほど明瞭には映っていなかった 僕の好みはヒロインよりも出版社? の男の秘書? のAnnabelle Dexter-Jones。 女優陣3番手のにぎやかし。 前半のクラブのトイレで長袖ニットを脱がせて貰うシーンで一瞬美乳披露。 どこか居心地が悪そうで誰とも話そうとしないラストシーン(大学)のヒロイン、 「ドラッグをやめた」「ドラッグはやめられそうにない」どちらにも解釈できそう。 エンドロールまで84分という長さなのだが、話が見えてきた途中から冗長に感じた。 ザクザク落として60〜70分で充分語れる話。 2020年代のコンテンツはちょっと物足りないくらいの尺が標準になってほしい。 1本完結(古い表現では映画)なら60〜75分程度、 連続モノ(古い表現ではドラマ)なら30〜45分程度が理想。 Annabelle Dexter-Jones

「アリー スター誕生」雑感と妄想

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「アリー スター誕生」 Bradley Cooper演じるキャラクターはなぜ死を選んだのか? 音楽映画として「ボヘミアン・ラプソディ」に勝るとも劣らない素晴らしい出来。「ボヘミアン・ラプソディ」はクライマックスのLIVEパートで<音楽(ロック)の根源的パワー>が問答無用で圧倒的に炸裂していて、音楽のパワーに関しては「ボヘミアン・ラプソディ」に軍配を上げるが、深みと解釈のしがいがあるストーリー・物語は「スター誕生」の方が勝っていて、総合的には甲乙つけがたい。 Lady Gaga主演のリメイクの音楽映画、程度の予備知識で挑んだこの作品、単純なボーイミーツガール&サクセスストーリーかと思って観ていたら、Bradley Cooper演じるメンターが重層的で良い意味で裏切られた。Cooperは登場時点で既に功成り名遂げた有名歌手で、当初はGaga演じる歌手志望の女性の完全なるメンターなのだが、Gagaはあっという間に売れてしまい、次第に冒頭から示されていたCooperのモンダイ(アルコール中毒)が浮上して来て、「Gagaに出会った事によってCooperがアル中地獄から救われる話に着地するのかも?」と期待を持たせるものの、やはり悲劇的に終わる。映画の原則から言えば、ボーイミーツガールの形式で始まって、出会ったふたりが開始15〜20分であっさりセックスしてしまう作品は、悲劇的な地点に着地せざるを得ない。 Cooper演じるキャラが<抱えていたもの>(自殺の原因)は何だったのか? こういう重層的なキャラクターの場合の常として、「本当の事を話しているとは限らない」という問題があるが、それは一応置いておいて(本当の事を言ってる事にして)、殆どの話が父親がらみ(Gaga側の話も父親がらみの話が多い)なので、父親に関する何かであるのは間違いない。決定打は、酔った挙句の大失態(Gagaの授賞式のステージ上で失禁!)を悔いるシーン(多分最重要シーン)で「君(Gaga)の父親の前で…」と言った瞬間に泣き始めた事。 僕が想像(補完)した話は、 ◯父親が酔っぱらいでだらしない男だったのは本当 ◯父親がいろいろ夢を見て成功できなかったのも本当 ◯周囲の誰も認めてくれなかった時点で父親だけはCooperの音楽の才能を認めてくれた ◯音楽で成功した姿を父親に見...

森永健次郎「若草物語」

森永健次郎「若草物語」神保町シアター デジタル上映。DVD? と思える詳細感不足。 前から3番目だとPSVRのシネマティックモード並みの画質。 詳細感不足が気にならないのはクロウスアップだけ。

「きみといた2日間」

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「きみといた2日間」Netflix 「恋人たちの予感」オマージュと思われる作品(中盤のセックス談義、大晦日の告白)。 大晦日の再会と仲直りのアイディアはまずまず(安易に新年の瞬間に許し合うムード的解決にはならない)。そもそもはお互い遊びの筈なんだから本来は怒るのは筋違いなのだが、これも「恋人たちの予感」と同じような展開。 40分頃からの「恋人たちの予感」のフェイクオーガズムより更に突っ込んだセックス論議(お互いに正直に不満を言い合う)、このやりとりに「恋人たちの予感」のようにオチを付けられれば最高なのだが、さすがにそれは難しかったようだ。 ヒロインの台詞「後で言葉ではっきり言うと男性は気にしすぎるから、行為の最中にあえぎ声のトーンを変えて誘導するの。私の実体験」はスタッフの誰かの実体験か? ヒロインAnaleigh Tipton(1988年誕生)は目・鼻・口が大きい独特なルックスで、静止画だとそうでもないが、動いていると独特な魅力がある。声もいい。写真を検索すると「ラブ・アゲイン」の印象的なショットがヒット。 相手役Miles Tellerはどこかで見た顔だと思ったら「セッション」の学生だった。 ヒロインのルームメイトJessica Szohrは「ゴシップガール」のネイトのガールフレンド。