Timo Vuorensola「アイアン・スカイ」雑感

Timo Vuorensola「アイアン・スカイ」Amazon

SFサスペンスなのかと思っていたらコメディ。
1945年に月の裏側に逃れていたナチの残党が満を持して地球に侵攻して来るというセントラルアイディア(これ自体は悪くない)から脱線・暴走する珍作。
こういう作品が好きな人もいるのだろうが、
エンタメに関してはある程度ちゃんとした展開が好きな僕は途中から辟易。
ヒロインがattractiveでなければ途中でやめていた。

脚本・展開のつっこみ所を挙げていけばキリがない。起動する為にスマホがたくさん必要だった筈の巨大戦艦がなぜ動いたのかはよく判らなかった。1945年に月の裏側に基地を作る程の科学力がありながら1945年以降の地球の情報は一切入って来ていない、という無理があるアイディアはもっと活かしようがあったような。もっとハイテンポならまだましだったのだが約110分あるのであちこちで間延びする。

大統領選の再選が何よりも優先する女性大統領のキャラは悪くない。
ニューヨーク上空の戦闘、軌道上・月面の戦闘はまずますの迫力。
ヒロインJulia Dietzeはメグ・ライアン風ファニーフェイスで声も良い。

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