Denis Villeneuve「ブレードランナー2049」

Denis Villeneuve「ブレードランナー2049」

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のその先、
「アンドロイドは子供を産めるか?」的なお話で、
人類からレプリカントへと地球の支配者が入れ変わる事が予感される展開。
レプリカントによる殺人が「大事件」として描かれていないのが衝撃的。
独特の世界観と音響が素晴らしく、映画的魅力に溢れる作品。

僕は最重要シーンは社長とHarrison Fordの対面シーンだと思うのだが、
その意味ではHarrison Fordの登場タイミングが全体のバランスの中では後ろ過ぎる。
どうでもいい話だが、この対面シーンに登場する偽レイチェルの服、
オリジナルに比べて肩パッドの幅が全然おとなしかったように見えた。
デッカードもレプリカントなのか? という疑問は今作も残った。

「her 世界でひとつの彼女」の進化系的な3DホログラフVR彼女の話、
演じていた女優がattractiveで個人的に非常に興味深かったが、
コレはなくても良かったのでは?

11月3日金曜日にTOHOシネマズ新宿で鑑賞、
公開1週間で通常字幕版は小さなスクリーンに移っていた(一部空席)。
正直やはり163分は物理的に長い(馴れの問題)。
70〜80年代に観ていれば平気だったかもしれない。
当時は大作は2時間30分以上が当たり前だったが、
最近は殆どの作品が長くて100分程度なので、
その辺りから次第に長さを感じ始めたと思う。
あ〜でも老化の問題もあるかも?w
もしいまNetflixで配信されていれば今夜にでも見返したい
(ただし2回は休憩を入れてw)。

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