「ボヘミアン・ラプソディ」
Bryan Singer「ボヘミアン・ラプソディ」
LIVEシーンは素晴らしかったが、物語部分はいまいちで、ゲイに目覚めて? メンバーとも疎遠になって行く辺りは少々冗長。上映時間2時間13分。
WE WLII ROCK YOUのモンタージュ部分や、ラストの20分のLIVEシーン(ライブエイド)は鳥肌全開。「音楽が持つ根源的な力」としか表現できない。
音楽やスポーツのLIVEが人の心を動かす力に比べると「言葉の力」は(少なくとも瞬間の爆発力では)全然かなわない、と思う。映画館で映像作品を観てもこれだけ動かされるのだから、もし実際にあの瞬間にウェンブリーにいて熱い観客に囲まれていたら…!
クイーンの曲をきちんと聴いた事がない状態で鑑賞したのだが、「この曲もクイーンだったのか!」という曲がたくさんあった。
鑑賞前に持っていたクイーンに関する知識:
◯グループ名を覚えたのは78年頃
当初はKISSのようなキワモノバンドだと思っていたw
◯ボーカルがHIVで割と若くして死んだ
◯映画「フラッシュ・ゴードン」の主題歌は多分クイーンの曲w
◯NFLの応援でよく使われる WE WLII ROCK YOU は多分クイーンの曲w
◯サッカーの決勝後によく流れる WE ARE THE CHAMPION は多分クイーンの曲w
鑑賞直後は「事実に基づいて作ると(多少脚色したとしても)物語がそれほどドラマティックにならないのは致し方ない」と思っていたが、
帰宅後にいろいろ検索すると、実際は、
◯疎遠になってグループ活動を休止していた時期は殆どない
◯HIV感染が判明したのはライブエイドの後
だったらしい。ドラマティックに感じた部分は結構な脚色だった。
史実を曲げて脚色して強引に「家族(メンバー)と和解する物語」を作ってこの程度なら、もっと音楽的な部分にスポットを当てて、もっとコンパクトな尺でも良かったのでは? という気がしないでもない。
田舎の一軒家で合宿しながらアルバムを作成するくだり、なぜ田舎の一軒家である事をしっかり見せる必要があったのか、この作品を観ただけでは掴めなかった。
小さな画面・抑えた音量で見ると魅力が1/10程度に目減りしそうな作品w
ライブエイド以外にもフッテージが残っているのなら、上映時間80〜90分程度にまとめた
ドキュメンタリー作品を観てみたい。
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