2023.03.02(木)翔んだカップル

●2023年
◯03/01水 サッカーU20アジア杯(〜3/18)※DAZN
◯03/09木 WBC(~3/22)
◯04/13木 街とその不確かな壁(村上春樹)
◯07/14金 君たちはどう生きるか(宮崎駿)
◯07/22土 サッカー女子W杯
◯08/25金 バスケW杯(~9/10)※日本/フィリピン/インドネシア共催
◯09/08金 ラグビーW杯(~10/28)※フランス 
●2024年
◯01/12金 サッカーアジア杯(〜2/10)※カタール
◯07/26金 パリ五輪(〜8/11)

●芦原すなお「東京シック・ブルース」

◯1968年の女子大学生はこんな丁寧な文章の手紙を書いていたのだろうか?(P95初見芙美枝)。「雨鶏」はファンタジーで「東京シック・ブルース」はリアルかと思ったが、この手紙と渋谷の名曲喫茶に行くデートを読むと、こっちも一種のファンタジー、こういう女の子が実在していたらいいなあ、という願望なような気がしないでもない。

「雨鶏」は具体的なエピソードを殆んど覚えていなかったが、こちらは名曲喫茶(多分渋谷の「ライオン」)に誰かと行ったくだりだけはなぜか覚えていた。

◯まんなか直球の「雨鶏」という書名に比べて「東京シック・ブルース」はどうもしっくりこない。中黒がなんとなく収まりが悪い。「東京ブルース」の方がまだしも?


●柳沢きみお「翔んだカップル」週刊少年マガジン連載(78年〜81年)
◯5巻まで読んだ。全15巻。読もうと思えば1日で読み切れるが、あえて、ゆっくり、時間をかけて読んでいる。5巻の表紙折返で「学園恋愛コメディー」の文言が復活するが、コメディと言えたのは1巻の途中まで。4巻で杉村が留学して中山が死んで、物語はますますシリアスな方向へ進み、勇介はほぼ常に悩んでいる。
◯泉女子学園の2人組久々登場(いまだサブキャラ、名前も与えられていない(4巻P82)。
◯学園祭のファイヤーストームで杉村の肩を笑顔で抱いた次の頁で留学を告げられる落差(4巻P92)。
◯新キャラ・両親の不仲で悩む不良少女の絵里(4巻P133)。外見と行動は不良だが実は寂しがり屋というおなじみのキャラ。この当時に演じさせるなら三原順子。
◯中山の死は自殺ではなくて交通事故だった(4巻P156)。
◯おなじ布団で寝て朝を迎える勇介と絵里(勇介は裸っぽい)(5巻P38)。このコマを素直に解釈すれば勇介と絵里はセックスをした(勇介にとっては童貞喪失?)という事になると思うのだが、それが明示されないのは当時の少年誌の限界か。1回だけのあやまちで距離を置く(5巻P67)のかと思ったらそうでもない雰囲気(5巻P84)。作者も編集も勇介も揺れている?w 絵里と同居していつでもセックスできるなら圭も杉村も忘れて絵里に没頭すればいいじゃん、と、おじさんは思ってしまうが、それでは話が続かないので、なぜか、勇介は悩み続ける。
◯中山の死でショックを受けていた帰郷していた圭は、本郷に正面から堂々と告白されて自分の気持ちに気づいて東京に戻る。電話で「ごめんね」と言われる本郷に寄り添えるのなら、思春期に辛い経験をした事には意味があった(5巻P125〜129) 

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