John Hughes「すてきな片想い」雑感
John Hughes「すてきな片想い」1985年日本公開(1984年制作)
80年代に多数の青春映画を製作・監督したジョン・ヒューズの初監督作品。過去に3回は見ている筈だが結構細かい部分を忘れていた。他のジョン・ヒューズ系作品と記憶がごっちゃになっていた部分も多数。ジョン・ヒューズ系青春映画の中で一番好きな「恋しくて」に比べると、メインの恋愛話に強烈な物語はない(少女マンガのような展開に着地)。物語冒頭からお互いに好意を持っている事は判っていて、すれ違いのみの展開で、恋の成就に対する大きな障害はない。
挫折や成長が主人公に必要な要素と考えるなら、Molly Ringwaldより、むしろAnthony Michael Hallの方が主人公にふさわしい。前半はかなりMolly Ringwaldに執着しているが、最後はMichael Schoefflingのガールフレンドと仲良くなって満足しているように見える。
相手役のMichael Schoeffling(1960年誕生、撮影当時23〜4歳?)は普通に20歳は過ぎているように見える(角度によっては20代後半に見える)。
この作品ではガリガリにやせている子供の体型のAnthony Michael Hall、ドラマ「デッド・ゾーン」では言われなければ判らない程のがっちりしたガタイに成長。2010年代にゲスト出演したドラマ「ブラック・ファイル」ではゴリゴリのマッチョオヤジ。どちらも言われなければこの作品の少年と同一人物と気づけないレベル。
おませな弟のJustin Henryは「クレイマー、クレイマー」から6年経って小太りでクソ生意気なガキに成長。
John CusackはAnthony Michael Hallのオタクな友人役(端役)。
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