Mervyn LeRoy「哀愁」雑感

Mervyn LeRoy「哀愁」1940年公開
U-NEXT配信中(21.06.07現在)

映画館でムードに浸っていれば流せたのかもしれないが、
自宅で配信でじっくり見ると、いろいろ細かい部分が気になった。

失神するほどの愛情があるのなら、
新聞に掲載された死亡記事を信じられず、
葬式に出席してはっきり死に顔を確認したくなるのではないか? 
新聞を見たシーンで、クローニン大尉の母親にその事を伏せる心理もよく判らない。

夜の女に身をやつしていた過去を恥じて自ら身を引く、
という心理は判らないではないが、
自ら死を選ぶ理由はよく判らない。

更に言えば、夜の女に身をやつしていたという展開も、
自分たちの生活の為、というのは物語的に弱い。
ここはベタでも、幼いきょうだいを養う為、とかであるべきでは?
そもそも本当にそれ以外の選択肢がなかったのか、
という部分も結構気になった(説明不足)。

Vivien Leighがあまりattractiveに感じられなかったのも入り込めなかった理由のひとつ。
僕の感覚では、どちらかと言えばファニーフェイス。
こういう話でなく、スクリューボールコメディを見てみたい。

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