George Clooney「ミッドナイト・スカイ」雑感

George Clooney「ミッドナイト・スカイ」2020年公開
Netflix配信中(2020.12.26現在)

近未来・太陽系規模のサバイバル。
若干アート寄りのエンタメとしてまずまず楽しめて、
「ゼロ・グラビティ」的な船外活動シーンはできれば映画館の大画面で観たかったが、
根本の設定(何が地球に起こったか?)が明確に説明されないのは少々気になった。

EVENT(事故? 災害?)が起きてから3週間、
この時点で地球に残っているのは(ほぼ)George Clooneyだけ、
宇宙に出ている他の宇宙船や宇宙ステーションと連絡不能になっているようだが、
そもそも何が起きたかは説明されないので、
そんなに短時間でそんなに連絡も取れない状況になる !? と思えてしまう。
木星帰りの連中からすれば、そうは言われても、
本当にそうなのか別の手段で確認しない事には、
乗組員だけではそんなに簡単に決断できないような気もするのだが。

木星の衛星の画はあるいは狙いなのか少々CGっぽいが、
全体的にいかにも金がかかっていそうなしっかりとした画。
「2001年宇宙の旅」ディスカバリー号を継承するデザインの宇宙船、
人工重力ブロックを移動する描写が新鮮(無重力ブロックを抜けて対面へ)。
宇宙船の名前は「イーサー」が一番近そうに聞こえるが、なぜか字幕は「アイテル」。

途中で登場する少女は、映画的には絶対にこういう事だよね、という所に落ち着くが、
もしかしてそうではないのかも、と思わせる展開もいろいろある。
「インターステラー」を想起させる壮大な時空を越えたほぼラストのショット。
宇宙船を含めて全てが死にかけたGeorge Clooneyの夢、
という解釈もできなくはないが…。

ヒロイン・Felicity Jonesは30代後半でもまだまだ充分attractive。
撮影開始直前に実際に妊娠が発覚したので、
劇中でも妊娠している設定に脚本が変更された。





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