大林宣彦「北京的西瓜」雑感

 大林宣彦「北京的西瓜」1989年公開

遠目の固定の長回しショットを多用してドキュメンタリー風に時系列で語られていて、
「大林宣彦作品にしては比較的普通だな〜」と思っていると、
終盤一転してメタシネマになり、そういえば、
ド頭の説明字幕からしてそうだった、と思い直す。

中国人留学生を演じているのは実際の留学生らしい。
実際の八百屋のすぐ近くにロケセットを建てて撮影。

111分頃の37秒間の空白は天安門事件に対する映画的抵抗。
DVDの特典映像で大林宣彦自身が語っている。
「37」は1989年6月4日の日付の数字の合計(wikiによる)。

医学を勉強している美形の留学生はデビュー当時の木元ゆうこに雰囲気似。






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