芦屋小雁「笑劇の人生」読書メモ

芦屋小雁「笑劇の人生」新潮新書 2018年発行

芸能生活70年を軽いタッチ(関西弁の地の文)で語る。
<会話>は殆どなく、ひたすら一人称。

酒が飲めない事以外はかなり羨ましい人生。
特に羨ましいのは睡眠時間3〜4時間で平気な体質。

3回の結婚以外にもいろいろ遊んだ話も、正直、かなり羨ましいw
地方の興行主が女の子をあてがってくれた(P150)
53歳の頃に7人の女性と同時に交際(P152)
etc.

仕事の話以外の話もいろいろ語っているが、やはり一番多いのは映画マニアの話。
耐久上映会のくだりに小林信彦の名前がある(P146)

金はあればあるだけ使えるが、1日500円でもじゅうぶん楽しめる(P126)
この考え方には多いに同感。いまが全て。明日が来るかどうかなんて判らない。

僕は関西弁がなんとなく生理的に苦手なのだが、この本の関西弁は気にならなかった。
どうやら普段の会話で<圧が強い>関西弁を音で聞くのが苦手なようだ。
その癖、漫才の関西弁はなぜか平気なので、この辺は、自分でもよく判らない。





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