David Robert Mitchell「アンダー・ザ・シルバーレイク」雑感
David Robert Mitchell「アンダー・ザ・シルバーレイク」Amazon
失踪した隣の部屋の女性を追ううちに次々にヘンな事が起きる。日常生活のすぐそばにある怪しい世界。
ヒッチコックとリンチのテイスト(音楽の使い方はヒッチコック風)で、中盤までは非常に楽しめたが、後半はなんとなく謎解きの為の謎解きな感もあってダレ気味。もっとリンチ風な意味不明なトンデモ世界を期待したが、中心の話に関してはちゃんと説明される。約135分はそもそも冗長。
狙ってスカしているかもしれないが、クライマックスに向けて物語が加速するような感じは殆どない。
けっこう仮面(仮面で全裸の女)の話、自殺(?)した作家の話、貯水池で狙撃された話、などいくつかの話は説明されないまま終わる。
髪の毛もじゃもじゃ・無精髭の主人公、Andrew Garfieldと全く気づかずに見ていた(「ソーシャル・ネットワーク」「沈黙」ときちんとしているキャラの印象が強かった)。
失踪する隣人のRiley Keoughは昔ながらのヒロインタイプでなかなかattractive。セクシー全開の「ガールフレンド・エクスペリエンス」とは髪の毛と瞳の色が違うので全然別人の印象。
コメント
コメントを投稿