大林宣彦「ねらわれた学園」雑感
大林宣彦「ねらわれた学園」1981年公開
80年代半ばにテレビで放送された時になんとなく眺めて、学園青春モノという骨格と、クライマックスのチープすぎる特撮から、「月曜ドラマランドみたいな映画だな〜」という印象を持っていたが、今回初めてじっくり見て、ルックは一見確かに月曜ドラマランド風な部分もあるが、独特な音楽の使い方やカメラポジション(ローアングル・アオリ)に大林の変態性(ホメ言葉)が垣間見える。
薬師丸ひろ子が水を飲む唇の超クロウスアップは5分頃。
全体的には大林宣彦監督作品にしては比較的普通。
ストーリーがこれだけ突飛だと、語りや編集でそうは遊べない、という事か?
クライマックスの薬師丸ひろ子(エスパー)と峰岸徹(地球征服を企む金星人?)の戦いの印象が圧倒的。いまのアベンジャーズ的感覚で見るとあまりにアナログでチープな特撮。
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