大林宣彦「HOUSE」雑感
大林宣彦「HOUSE」1977年公開
大学時代に文芸坐か文芸地下で観て以来の再見。「家が人を襲うちょっと変わった映画」という曖昧な記憶しか残っておらず、誰が出ていたかも忘れていたが、ちょっと変わった映画というレベルではなく、破天荒なストーリー・自在な編集・独特な音楽の使い方など全ての要素が相当に変わった映画だった。おもちゃ箱をひっくり返したような映画。
冒頭から8分過ぎまで続く一連のシーンの編集・多重的な音の使い方は既に大林宣彦調。
3分頃の池上季実子と大場久美子が醸し出すever lasting momentなムード、二度と戻らない瞬間(「バイバイ」と別れて二度と会えない瞬間はいつか必ず訪れる)。映画館で映画を観る行為も二度と戻らない瞬間と言えなくもない。
多分コンピューター以前で全て手作業による様々なアナログ合成。アナログ合成の見本市と呼びたくなる程に多種多様な特撮。生首はピアノ線?
30分頃にかかるメインテーマのピアノアレンジ。冒頭と同じメロディーだがテンポとアレンジが変わると妙に印象が変わる曲。このピアノアレンジはどこか郷愁を誘う。
ヒロイン池上季実子は2020年の感覚で見れば10代にしては大人びていて、セーラー服はコスプレに見えるが、70年代後半はこんなものだったか? 入浴シーンは39分頃。
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