加齢加速、気がつけばその日

自分が若い頃は、年配の人が「30過ぎると10年20年があっという間に過ぎる」と言う意味がさっぱり判らず、「いくつになっても1年は1年だろう」と思っていたが、実際に自分が50代半ばになってみると、<30過ぎると速い>というのは、凄まじいまでの真実だったと思い知る今日この頃なのである。

ものごころついた5歳から25歳までの20年を<正味20年>とすれば、25歳〜35歳の10年間は体感で4〜5年、35歳から55歳までの20年間も体感で4〜5年で過ぎた印象。

70年から90年までの出来事は何が何年と即座に言えるが、90年以降は少々怪しくなり、00年以降の20年間の出来事はとっさには何年の出来事か判らず、全て<最近>に感じられる。

00年以降→最近、90年代→比較的最近、80年代→若かった頃、70年代→子供の頃、という自分の内部の時間感覚は、この先いくつになっても変わらない気がする(10年後には00年以降の30年間が<最近>になる)。

この分では、仮に大病や大災害を避けられてある程度長生きしても、ふと気がつけばもう今日が<その日>という事になってしまうのだろうが、こればっかりは順番だし自然の摂理だからどうしようもない。できる事は、その日の前に、できるだけ<その日>の事を忘れられるほど、何かに熱中・集中できる時間を増やす事しかない。どう生きても所詮人生は<その日>までの暇つぶし。どうせ暇をつぶすならできるだけ好きな事、熱中できる事をして過ごしたい。

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