司馬遼太郎「新史 太閤記」メモ
司馬遼太郎「新史 太閤記」1968年発行
※新潮文庫上下巻
本作品における人物評価は秀吉>信長>家康。
家康に関してはこれといった独創的なエピソードは描かれていない。
人は空虚な理念ではなく現実な欲得で動く。
経済的利益、美食、好色。
薬王子(やこうじ)の話(上巻p49〜63)。
友人にいつでも即座に躊躇いなく奢ってあげる身分になるのが夢。
尾張は上方の商業圏・文化圏、三河は東国のはじまり。
具体的に描かれるのは家康の上洛まで。
秀吉の最晩年は描かれない。
終盤は駆け足気味(地の文中心)。
新潮文庫上下巻で計約1050頁。
作家(代表作、年齢順一覧)
コメント
コメントを投稿