「機動戦士ガンダムNT」雑感


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53分頃におかっぱ娘が語るニュータイプとサイコフレームが形成する世界観、シリーズを貫くコレも台詞(言葉)で語られるとなんとなくB級トンデモ感。言葉で語ればそういう事なのかもしれないが、あの頃の僕(10代〜20前半の僕)が、STAR WARSのフォースとともにどこかで支えとしていたモノ、ファースト〜逆シャアまでの富野ガンダムでは画と様々に解釈できる意味ありげな台詞で語られたモノが、非常に安っぽく貶められた感じがしないでもない。その一方で、ココまで具体的に判りやすい言葉で語らないと伝わらないのが2010年代の有り様なのかも、と想像もする。

全体的にサイコフレームがツーマッチ。特に後半、今回の敵が出て来てからはあまりにも長時間発動していて逆に辟易。ストーリーとしては、どんなにベタでも主人公側が大ピンチになった最後の最後に発動するべき、と映画ファンとしてはオールドタイプの僕は思ってしまう。

ニュータイプとサイコフレームの世界観→死ぬのが怖くないという発想、実際に身を投じる展開には非常に違和感を感じた。それこそうまく言葉で説明できないが、かつてのアムロとシャアとララァの物語はそういう事ではなかった筈、と僕は思ってしまうのだが、富野さんはコレはコレであり、と思っているのだろうか…。

「宇宙」を「そら」ではなく「うちゅう」と言っていた。ユニコーンはどうだったっけ?


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