山田洋次「ハナ肇の一発大冒険」雑感

山田洋次「ハナ肇の一発大冒険」Hulu 1968年

初登場時の元気がないハナ肇は、倍賞美津子との冒険から戻ってきてすっかり腑抜けた状態になっている、という事らしいが、この設定は捨てて、終止一貫しておっちょこちょいの調子乗り(寅さん、平等)の方が判りやすかった。
回想に入る直前の係員のやりとり、「有名なコードダジュールに…」は「ああ」と凡庸に受けるより、「(知ったかぶりして)ああ、あの有名な」とコミカルに受けたい。
ついでに回想形式も捨ててくれればもっと判りやすかった。

倍賞美津子が預けられるマクガフィン、ハナ肇と倍賞美津子の出会い、クライマックスの殺人犯、など偶然が多い。

絵葉書を読む目鼻立ちくっきりの若い店員は中村晃子。

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