Clint Eastwood「15時17分、パリ行き」


Clint Eastwood「15時17分、パリ行き」

普通に子供の頃からシンプルに時系列で語っても良かったのではないか?
犯人の描写から始まり、犯行開始直後から3人の子供時代に場面展開するが、
時々犯行のショットが挿入されるので「映画内現在」は列車にある感覚があり、
3人の時系列エピソード(子供時代〜直前)への没入がそがれた。
普通にシンプルに時系列で語った方が、もっと深く3人に寄り添えた気がしないでもない。

3人の初登場シーン(オープンカーでカメラに向かって自己紹介)は映画全体のムードからするとなくても良かったような。
わざわざニックネーム(ロボット)を紹介した意図は汲み取れず、
黒人の男性がその場を仕切るので、彼が主人公なのかと思ってしまった。

決して優等生ではなく、普段はチャラチャラしている、その辺にいそうな若者3人が、
いざという時には迷いなくやるべき事をやった、という物語。

小学生の頃は何度も校長室で注意された3人が最後にフランス大統領から勲章を貰う。
校長室のプレートの「PRESIDENT」が最後のフランス大統領に繋がってるんだ、
と鑑賞直後は思ったが、記憶を反芻すると校長室のプレートが本当に「PRESIDENT」だったかどうか記憶があやふや。

本人3人がそのまま演じた、という事を帰宅後にネットで知った。

Clint Eastwoodプロフィール


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