「ウディ・アレンの6つの危ない物語」


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タイトルから1話完結かオムニバスと思ったらひとつの話だった。
原題も「CRISIS IN SIX SCENES」だが、どこをどう解釈して6シーンになるかよく判らず、やや長めの映画を6つに分割しているような印象で、1話でケリがつくサブプロットは存在しない(1話約23分✕6)。

舞台は60年代。
Woody Allen演じる主人公は、売れない小説家、CMのコピーライターとしてはそこそこ売れて、現在はTVシリーズを企画中のアッパーミドル。
アレンと妻が暮らす大きな家に、指名手配されている過激派の女性が「しばらくかくまって」と転がり込んでくるという基本設定も、その後の展開もやや強引だが、おなじみのセピアっぽい画と音楽は悪くなく、俄然引き込まれるわけでも、退屈でどうしようもないという程でもない。

マジでキツくなってきたのはWoody Allenの滑舌。
ゆっくり話す分にはそれほどでもないが、早口でどんどんまくし立てる台詞は、若い頃に比べて断然滑舌が悪いので、「音」としての魅力が感じられず、ダメ押しのギャグ(ほぼ笑えない)が長く続くと結構聞くのが辛い。

過激派のMiley Cyrusは目と目の間が短い顔。Woody Allen作品のヒロインとしては、
Miley Cyrusにかぶれて爆弾を作る男の婚約者のRachel Brosnahan(1990年誕生)の方がハマる気がしたが、役柄とネームバリューの問題か。


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